子育てママのための 親育ちカウンセリング

チビッコが、上着や手袋をしてくれないのはなぜ?

 

冬将軍到来。

今日の最高気温はマイナス2度、最低はマイナス12度だそうです。

なので、マイナス2、3度の暖かい時間帯を狙って雪かき〜

かいてもかいてもずんずん積もる〜♬

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赤ちゃん、スノーブーツで一生懸命歩こうとするけれど、これがなかなか難しい。笑

スノーブーツが重たいせいもあるでしょうが、着膨れてるから余計に歩きにくいんでしょうね。

去年の冬はまだ歩いてなかったから、この冬初めて自分の身体で雪を感じることとなりました。

 

 

よく、この時期小さいお子さんをお持ちの方が言われる言葉にこんなものがあります。

「うちの子、ジャケット着てくれなくて困るんです」

「うちの子、手袋や帽子が嫌いですぐとっちゃう」

 

 

これらについては、先日書いた赤ちゃんの体温に関する記事をお読み頂ければ何となくつながってくると思いますが、今日は、冬場の上着の着せ方について考えていきましょう。

 

 

小さい子の体温は概して高め。

つまり、平熱が低めの私たちが感じる「寒さ」と、小さい子の感じる「寒さ」は違うのです。

ここを考えてみると、私たち大人が必要とする服の種類(分厚かったりセーターだったり)や枚数(下着の上にシャツ、その上にセーターなど)を、小さい子にそのまま当てはめてしまうのは、ちょっと違うなと思えてきませんか?

体温が高い子に厚着をさせると暑すぎてしまい、冬なのに汗をかいて、余計な冷えを呼び込むこともあるようです。

冬は、夏と違って汗をかいたからといって頻繁に着替えることはしませんね。

また、赤ちゃんや小さい子は、親に対して「汗をかいたから着替えたい」という具体的な要求をすることは、まずないでしょう。

 

 

私が東京に住んでいた頃、電車を日常的に使っていましたが、冬場の車内でよく目にした光景があります。

ベビーカーに乗った赤ちゃんが、モコモコのジャケットに包まれ(帽子、手袋はもちろんのこと、足まですっぽり覆われている)、その上毛布をかけてもらい、顔だけ出しています。

その赤ちゃんの顔が上気して、真っ赤酔っ払いになっているのです。

方や大人はというと、車内は暖房がきいているため、ジャケットを脱いでさわやかな表情。

 

 

これも、立派な親心ですよね。

赤ちゃんに寒い思いをさせないように!という愛情が見てとれます。

 

 

しかし、もの言わぬ赤ちゃんであったり、言葉での表現がまだ未熟な小さいお子さんの場合、知っておくと便利なことは多くあります。

赤ちゃんの平熱は概して高く、厚着させなくてもよい場合があること。

冬場、赤ちゃんが冷えないようにと心配するあまりモコモコにしてしまうと、逆に不必要な汗をかく結果となり、冷えを呼び込むことがあるということ。

 

 

これを意識した上で、冒頭の話題に戻ってみましょう。

「うちの子、ジャケット着てくれなくて困るんです」

「うちの子、手袋や帽子が嫌いですぐとっちゃう」

 

 

さて、これはどういう解釈ができるでしょうか。

もの言わぬ赤ちゃん、表現力が未熟なチビッコが、親である私たちに何を訴えようとしているのでしょうか。

 

 

「そんなに厚着しなくても大丈夫だよ!」

ということかもしれませんね。

 

 

赤ちゃんであっても、小さな子であっても、自分で「寒い」と感じたら、ジャケットを嫌がりません。

手袋や帽子も、本当に寒いと感じればはねのけてしまうことはそうそうありません。

むしろ、冬場にじとーっと汗をかいてしまう方が不快なのではないでしょうか。

 

 

「赤ちゃんであっても、小さな子であっても、その子独自の感覚を信じる」

ということは、子育てをする上で、ひとつの大事なポイントだという気がします。

その子独自の感覚を信じず、自分の感覚を押し付けて、「今日は寒いからこれを着なさい!」「脱いじゃダメ!」とするのではなくて、「自分で寒いと感じたら、脱がないでね」という心持ちでいた方が、イライラしたりストレスに感じることなく心穏やかにお子さんに接することができるのではないでしょうか。

また、子どもの方も、「分かってもらえた」という気持ちを持てると思います。

 

 

私の場合、例えば散歩に出る時など、上着ちゃんと着てよ〜〜とハラハラすることがあっても、子どもが嫌がれば「じゃあ念のため持っていこうね」というふうにして、家を出る前にムリヤリ着せません。

外の空気に触れた子どもが自分の体感覚で「寒い」と感じ、自らの意思で上着の必要性を認め、自分のタイミングで上着を着るのを待つようにしています。

もの言わぬ赤ちゃんであっても、この視点を持つとコミュニケーションがとりやすく、赤ちゃんの表情や仕草から、どの程度着させたら心地よいかということが自ずと見えてくると思います。

(余談ですが、これって、排泄のタイミングを親が読み、お手洗いにつれていくおむつなし育児と共通していると感じます)

 

 

ちょっと抽象的な表現となりますが、上記のことはこんな風にも言えるのでは。

子どものことを、必要以上に自分と同一視しないこと。

子ども独自の感覚を認め、尊重すること。

 

 

もちろん、躾という観点から言ったら「家を出る前に必ずジャケットを着る」ということを子どもに教える方法もありますよね。

ご家庭によって考え方が違い、やり方はさまざまで、それぞれ選んでいける部分なので、もちろん否定しません。

それに、外が明らかに寒すぎる(うちの方ではマイナス20度を下回ることも・・)の場合、幾らなんでも家の中から着ていかないわけにはいかないので、臨機応変に対応する必要が出てきます。

大事なことは、どのやりかたが自分にしっくりくるか、どの方法がうちの子にとって最善かの判断をし、それぞれのご家庭で納得できる情報を選び、その都度選択していくのが一番だと思います。

 

 

冬場だからこそできる子どもとの関わり合い、楽しんでいきましょう。

関連記事:「子どもの言い分2

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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