子育てママのための 親育ちカウンセリング

感情の垂れ流しと感情の管理3

 

昨日長女が作った晩御飯、なかなか美味しかったです✌️

長男は献立を考えてる時点でご飯がいい〜と言って別メニューでしたが。。

今夜は姉に触発された弟が晩御飯作るそうです。

どうなることやら。

 

 

前回までの記事の続きです。

 → 「感情の垂れ流しと感情の管理1

 → 「感情の垂れ流しと感情の管理2

 

 

私たちには、他者から認められたい欲求があります。

この欲求は「承認欲求」と呼ばれ、さらにその中の「他者承認」というカテゴリーに属します。

 

 *いつもより時間をかけて作ったご飯は「美味しい!」と言って欲しい。

 *美容院に行ったら旦那さんに「その髪型似合ってるね!」と言って欲しい。

 *仕事での頑張りを認めて欲しい。

 *良い親だと思われたい。

 

などなど、具体例をあげれば日常の端々にいくらでも出てきます。

これらの承認欲求があるがために、

 

 *時間をかけて作った自信作を旦那にノーコメントで携帯いじくりながら食べられるとイラっとするし、残されたらガビーンだし、

 *久々に美容院に行ってバッサリ切ったのに何も気づかない鈍感な旦那にガッカリしたり、

 *渾身の企画書がいとも簡単にボツになった日には自分がイヤになるし、

 *予防接種や離乳食開始時期を遅らせると世間の目がキツいような気がしたり、

 

しがちなのです。

また、これらの欲求は表面上それと気がつかないことが多いために、状況によっては感情が自動的に沸き起こり、「イラっとさせられた」とか「自分をないがしろにされた怒り」として感じられることが多いのです。

でもね、こころの仕組みを知った上でそれらの欲求をひとつひとつ、自分で丁寧に認めていったらどうでしょうか。

 

 *時間をかけて作ったご飯は何より旦那さんのためだし、それをしたい気持ちがあるからしたのであって、旦那さんからのお褒めの言葉を対価としたものではない。

 *美容院に行ったのは自分がキレイになりたいためであり、旦那さん目線でそうしたのではない。

 *渾身の企画書は、それは今この会社に必要とされるものとは違っていたというだけで、自分が無能だということを意味するものではない。

 *予防接種や離乳食を遅らせる決定は、かけがえのない我が子を愛するが故の答えだから、そもそも万人に当てはまるものではないし受け入れられずとも構わない。

 

上記の対策例は、先に述べた承認欲求の中の「他者承認」ではなく、同じ承認欲求に属する「自己承認」にあたります。

つまり他者から認められるのを待つのではなく、積極的に自分で自分を認めることです。

 

 

これに関連して、面白い言葉をご紹介します。

 

「私たちがこの世で一番信じられない人物は、実は自分自信である

 

私は初めてこの言葉を耳にした時は全くピンとこなかったのですが、今ではとてもよくわかります。

承認欲求ってちょっと複雑で、自分が良いと思ったものは他の人が「これ良いね」と言ったりテレビや雑誌で特集が組まれていれば安心して使える。

予防接種を受けさせないと決めたものの不安で仕方なかったが、同じ考えで受けさせないママ友を見つけたらこころからほっとした・・・・

いくら自分が良いと思ったものであっても、他者から関心を持ってもらえないと、あるいは反対されると自分の「これが良い」という感覚が揺らいでしまうんですよね。

自分の感覚に信頼を寄せていれば、他者の反対意見なんてどうでもよくなり自分の道を尊重し、自分の個性を認め、進んでいけるに。

 

 

感情のコントロールは、深くみていくと「自分への信頼」と捉えることもできるでしょう。

自分いじめをやめると決めて、被害者モードになりがちなこころの仕組みを理解し、自分が自分自身の味方でありつづけることさえできれば、外的要因に安易に自分の感情を揺さぶられたり、ストレスにさらされていると感じたりすることがぐっと減り、人生が輝き始めます。

しかし自分を大事にしすぎると強すぎる自己愛や自分勝手につながり、他者への配慮に欠けるのでは?という心配があるかもしれませんね。

もちろん他者への遠慮や配慮は社会的な生活を営む上で必要不可欠なものですが、それと自分を犠牲にしたりないがしろにすることとは全く違いますし、自分を大事にしはじめると、他者への配慮は自然に生まれてきます。

つまり表面的で自虐的な「滅私奉公」ではなくて、自然に「私」が「滅され」て「奉公」できる状態になりう得るのです。

逆に自分を大切にできていなければ、他者への配慮はごくごく表面的な、形式的なものになりがちです。

(ここで言う他者とは自分以外の人のことであり、当然旦那さんや子どもも当てはまります。)

 

 

これって、具体的に言うと「桜の花」を知っているかどうか?と似ています。

数ある花の中で「桜の花」がどれだかわからない状態では桜の花を認識することはできませんし、誰かに「これが桜の花ですよ」と教えることもできません。

自分自身を大事にすることを知り、意識的に実践している状態であれば他者を大切にすることは自然とできますが、自分自身をないがしろにし、いじめていたら、本当の意味で他者を大切にすることはできません。

それを子どもたちに伝えていくことも、ちょっと難しい。

 

 

なぜかわからないけれどイライラしがちだとか、外の影響でついつい被害者モードに入ってしまうとか、感情がダダ漏れになってぜんぜん管理できていない・・・と感じる場合、少しだけでも静かな時間を作り、こころの中を見つめてみるとヒントが見えてくるかもしれません。

外の世界に揺さぶられがちだと感じ、自分の感情とどうやって向き合ったらいいかわからない方は、どうぞご相談ください。

今後、内観に特化したコースを開始しようと考えており、近いうちにモニターさんの募集をします。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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