最近なにかと慌ただしく、ほぼ週イチでしか記事を更新できていませんが💦毎回お読み頂いている方々には心より感謝しています!
前回の記事が好評だったようなので、今日はもう少し掘り下げて書いていきますね。
前回の記事の概要は、人間関係のストレスを緩和するためのワークはいろいろあるけれど、そのうちのひとつである「〇〇をゆるしましょう」が効かないことがあるということ、また、その理由と他の方法があるということを書きました。
今回は、人間関係で生じる悩みやストレスにはどんな意味があるの?という内容で書いていきますね。
「人生の中で悩みができる意味なんてないでしょ!
相手が悪いにきまってるのに!」
と思われますか?
そうですよね。
実は私もずーーーーーーっとそう思ってましたから、そのお気持ちよくわかりますよ〜
さて、ちょっと脱線しますがこの世の中にイラっとさせられない人って果たしているのでしょうか。
もしいるとしたら、どんな人を思い浮かべますか?
*恋人?
*旦那さん?
*こども?
*友達?
*親?
*上司や同僚?
この人と一緒にいて一度もイラっとさせられたことがない!という人がもしもいるとしたら、それはまだその人との関係性が深くなっていないうちだとか、ある程度の距離が保たれた関係ではないでしょうか。
人との関係性が深くなり、こころを許すようになり、相手を知るにつけ、どうしたってイラっとさせられる場面は出て来ますし、悩みにまで発展していくことはそうそう珍しいことではありません。
つまり私たちが普通に生活し、人との繋がりに深い関係性を持っている以上、「人間関係の悩みが全くない」ということはまずないと考えて良いと思います。
あなたが人との関係に悩みを持っていることは、おかしいことでもなければダメなことでもないんですよ!
悩みの意味は?
という問いに端的な答えはあってないようなものですが、ひとつの理由として、こんなものがあります。
たとえば私の知人に、色盲の方がおられます。
色を認識することのない彼にとっては、世界の全てが白黒灰色で構成されています。
その彼に青と赤の違いを説明したとして、果たして理解し認識できるでしょうか。
答えは、『できません』。
なぜなら私たちは自分の内側にないものを、外側に認識することができないためです。
これと同じことで、誰かを「美しい」と感じた時、私たちは自分のこころの中にある「美しさ」を外に見出していて、誰かを「羨ましい」と感じる時は、自分のこころの中にある「〇〇したい/〇〇のようになりたい」という願望を外に見出しているのです。
だからこそ同じものを見ても「美しい」と感じるかどうかは人それぞれで(=個人個人が持っている美しさの基準が違う)、特定の誰かを「羨ましい」と思う気持ちも万人に共通するものではないのです(=個人個人が持っている願望の種類が違う)。
なんとなく見えてきましたか?
そうです^^
外側に見えているあなたの「問題」は、その人を通じて自分のこころに何を持っているか?を教えてくれているのです。
あなたのこころの中にある「正しい」と「間違っている」の基準、
「良い」と「悪い」の基準、
「美しい」と「醜い」、
「好き」と「嫌い」、
「好感」と「嫌悪」、、、、、
それこそ星の数ほどある私たちの基準や枠を、それを持っていることにすら気づいていない部分を、相手を通じて見せてもらっているのです。
だからこそ、あなたの中の基準である「良い」と「悪い」で相手を判断したり、相手を変えようとする必要はない、ということが腑に落ちませんか?
必要なことは、ただただ相手と自分との違いを認めていく。
「私とあの人はこころに持っているものが違う」
「見ている色の種類が違い、見えているものの質が違う」
たったこれだけのことで人間関係の悩みが緩和され、相手との関係性すら変わっていくことがあるんですよ。
自分のこころの中から相手の態度にイライラ「させられる」部分がなくなれば、相手を変えることなく自分の「イライラ」は自然となくなりますからね。
それと同時に自分が他の人と違うこと、自分が独特の存在で独自の「基準」や「枠」を持っていることをしっかりと認識することから自己肯定感が強まり、他者を認めやすくなりますし、ストレス耐性も上がってくるでしょう。
これは私が実際に経験していることですし、クライアントさんにも効果を認めています。
人間関係で悩みがある方は、ぜひお試しくださいね。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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