もうあとちょっとで今年が終わる〜 (@_@!)
この1年を振り返ってみると、毎年のことではありますが、いろんなことがありました。
辛いことも嬉しいことも、悲しいことも楽しいことも、全部ひっくるめて生きるってことなんだなーと感じています。
それらの出来事に色んな「判断」「ラベル貼り」をしているのはほかでもない私であって、出来事や経験そのものには本来何の色もついておらず、何の意味も含んではいない、ということが体感を通してどんどんわかるようになってきて、よりいっそう山やら谷やらを楽しめるようになってきました *´∀`)
新しい年も、色んな経験ができる年になりますように。
今日は、今年寄せられたお悩みのひとつ、「自分に自信がない」に関してみていきましょう。
世の中には、「自分を信じています」とか、「自信がある」状態をヨシとする風潮がありますよね。
しかし、「自分を信じています」って言えるときは、実は自分に対する不信感を持っていることの裏返しでもあるのです。
と、ここだけ読むとまるで禅問答。
意味不明ですよね・・・・。
では、「自分を信じている」「自信がある」って、どういうことなのか?
例を見ながら、ちょっと深掘りしてみてみましょう。
まず、この質問から。
* あなたは、あなたがお金を預けている銀行を「信頼」していますか?
* あなたは旦那さん(あるいは奥さん)が浮気をしないと「信頼」していますか?
* あなたはご自宅の強度を「信頼」していますか?
* あなたは一人でコンビニに行き、ひとりで買い物をする「自信」がありますか?
* あなたは最寄りの駅に行き、ひとりで電車に乗る「自信」がありますか?
* あなたはイカとタコを見分ける「自信」がありますか?
これらの質問、ほとんどの場合は「信頼している」も「自信がある」も、そもそもそんなこと意識していない状態ではありませんか?
逆に、「信頼している」とか「自信がある」という風に感じた場合、こころのどこかにその反対の「信頼していない」とか「自信がない」が潜んでいるのを感じませんか?
私たちが、本当になにかを「信頼している」とき、実は、「信頼している」という意識は起きてきません。
同じように、こころから「自信がある」ときは、「自信がある」という発想は出て来ないのです。
別な例を出すと、車の運転免許を取得し、自分ひとりで運転を始めた時のことを思い出して下さい。
運転しない方は、自転車に初めて乗れるようになった時のことを思い出してみてください。
どちらの場合も、乗りはじめのときは「自信がない」と「自信がある」、両方の思いを持っていますが、時間が経つにつれて「自信がない」も「自信がある」も、両方ともなくなってきませんか??
しかし、車をぶつけてしまったとか自転車で転んでしまった、あるいは長期間乗っていなかったということがあれば、また「自信がない」と「自信がある」と、両方の思考が出てくるでしょう。
もしも1歳になったばかりの子と会話ができるとして、「あなたは歩く自信がありますか?」と聞いたら、「う〜ん、歩く自信はまだないなぁ」とか「歩く自信あります!毎日練習頑張ってます!」という答えが返ってきそうですが、私たち大人は「歩く」ことに関してはもう既に「自信がある」も「自信がない」も超越した状態にありますよね。
「私は歩くことに関してはかなり自信があります!」
ということを言える機会って、怪我や病気のあとならまだしも、普段の生活の中ではなかなか思いつきません。
この状態が、本当の意味での「自信がある」状態だと言えるでしょう。
他にもこんなことがあるかもしれません。
旦那さんが朝、出がけに「今日は仕事帰りに友達と飲みにいくけど、終電間に合わなかったらどっかに泊まってくるね」と言い、その言葉に対して「あなたのことを、浮気しないって信頼してるからね!」と答える奥さん。
この「信頼している」と言う言葉の裏には、「信頼していない」が内包されているということは感じられるでしょうか。
真の意味で、旦那さんが浮気しないと信頼しているのなら、そもそも「信頼してるからね」の言葉や意識は出て来ないでしょう。
疑いの意識がない場所では、その対極にある「信頼」という状態も出ては来ないのです。
さて、あなたはご自分のことを「信頼」していますか?
自分に自信がありますか?
もしも、「自分を信頼するもしないも、そんなこと意識してなかった!」ということであれば、ご自分のことを十分信頼しているということかもしれません^^
逆に、「自分に自信がありません・・・」ということだったら、その裏には必ず「自分に自信がある」ということが内包されています。
完全に、100%「自分に自信がない」ということは、ないのです。
自分に自信が持てず、自分のことがダメ人間のように感じられてしまう方は多いですが、実は、そんなことはないんですよ。
更に、自分に自信がない場合にありがちなことですが、「自分に自信を持てるように」と頑張ってしまう方。
この場合、頑張れば頑張るほど、それと同時に自分に自信が持てていない状態を強めてしまうことにもつながるため、そもそも私たちは無理して「頑張る」ことすら必要なかったのです。
「自分に自信が持てるように頑張る」ということは、「自分に自信がない」という前提がなければ発生しない行為ですし、「自信が持てる状態」を維持するためには延々と「頑張る」をし続けないといけない、という前提をも作りかねません。
頑張り続ける方法で自分に自信を持つとしたら、それは、常に「自信がない」を内包したものとなってしまいます。
自分に自信がない、どうしても自信が持てない、自分を信頼できない・・・
そんな思いを抱えているときは、ご自分の思考を見つめることをオススメします。
自分が何に対してそう判断しているのか?
なぜそう感じているのか?
ただ漠然と、なんとなく感じるのではなくて、じーっと見つめてみる。
そこから見えてくるものが、かならず助けになりますよ。
年の瀬ギリギリでせわしない時期ではありますが、そんな時だからこそ、5分でも10分でもご自分の思考を見つめ、この1年を振り返る時間を作ってみるのも良いかもしれませんね。
あなたがこころ穏やかに、新しい年を迎えられますように。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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