子育てママのための 親育ちカウンセリング

子どもの食物アレルギーと除去食

 

年末年始ともなると、クリスマスパーティーやら何やらで普段食べつけない物を口にする機会がぐんと増えます。

お腹の負担にならないように、気をつけないと〜。

ちなみにうちの赤ちゃん、最近煮干しがお気に入りでボリボリかじっています。

おやつはもっぱら干し芋やら煮干しやら昆布やらで、我が家の子育てには昭和なにおいがプンプンしています。笑

 

 

食事と言えば、うちでは食品アレルギーの類いは今までなかったのですが、秋口から真ん中の4歳のお肌、しかも顔にカサカサができて、それが治ったりまた出てきたりだったので、主治医のもとで血液検査をすることになりました。

主治医は一般的なアロパシーのお医者さんMD(Medical Doctor)ではなく、自然療法のND(Naturopathic Doctor)です。

この検査、食物アレルギー検査ではあるのですが、一般的なIgE抗体テストではなく、IgG抗体テスト。

 

 

ちなみに一般的にアレルギーというと、IgE抗体テストでわかる「即時型アレルギー反応」であり、主に花粉症やぜんそくなどが当てはまるようです。

これはアレルゲンを摂取したあと、すぐに反応が出るというもの。

今回うちの子が受けたIgG抗体テストでわかるものは「遅延型アレルギー反応」と呼ばれるもので、主に皮膚炎の症状が見られるようです。

遅延型と呼ばれるように、アレルゲンを摂取したのち数時間から数日後にアレルギー反応が出るため、どの物質が関与しているのかがわかりにくいそうです。

中には何と身体的な症状だけではなく、精神的な鬱的症状も、この遅延型アレルギー反応である場合があるそうで、ビックリ!

普段食べているものが原因となり、そんな症状が出ていたとしたら・・・(@_@;)

 

 

ただし、アメリカやヨーロッパのアレルギー学会は、このIgG抗体テストの有用性を公式に否定しており、日本のアレルギー学会でも否定しているそうです。

しかしその反面、このテストのおかげで人生が変わった!長年にわたる不調はコレだったのか〜!という方も多くおられるようで、団体としての見解や研究と、実際とは差異があって当然だなという気がします。

厚生省が母乳ではなく粉ミルクを推進していた時期があったけれど今は母乳を推進しているように、国や医療機関の価値基準や評価はさまざまに移り変わるので、今現在の有用性の評価が必ずしも絶対的なものとは言いきれないように感じます。

 

 

ちなみに我が子が受けた検査キットは、日本でも買えるようです。

結局病院に行って遅延型アレルギーの検査をしても、同じ検査キットを使って米国からの診断を待つ必要があるため、自分で検査する方が多いようです。

抗体検査用採血キット

 

この製品のレビューによると、やっぱり賛否両論ですねー。

体調が劇的に変わった!という方もいれば、何も変わらないという方も見受けられます。

 

 

それと、身体の不調はアレルギー反応を起こす物質を除去する必要がなく、腸管を整えていけば自然とアレルギー反応が起きなくなるんだというお医者さんもおられるようで、こちらのサイトが参考になったので引用します。

小西医療統合内科 / 遅延型フードアレルギーと治療・検査について

 

具体的に腸内環境を整えることで症状が改善した症例をご紹介します。

小学校のころから朝起きられず、「起立性調節障害」と診断されていた女性の大学生の方です。中学のころから朝起きれない、昼間も一日中全身倦怠感があり、学校にも通えない状態が続いているということで連携クリニックを受診されました。
アレルギー歴として小学校のころから気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎があります。
「遅延型フードアレルギー」が疑われたため、遅延型フードアレルギー検査を行いました。

 

(中略)

 

そこで一切の食事制限は行わず、腸管の環境を整える治療を開始しました。治療を開始して2-3か月たったころから全身倦怠感などの症状に改善傾向がみられ、学校にも通えるようになりました。方法を開始後9か月目の遅延型フードアレルギー検査の結果を示します。

 

(中略)

 

一切の食事制限を行っていないにも関わらず、アレルギー反応の改善が見られます。腸管の修復をきっちりと行えば食事制限をしなくてもフードアレルギー反応は改善するのです。逆に言うと、いくら食事制限をしても根本原因となっている腸内環境を整っていなければ、その場しのぎになってしまうということです。

最初「起立性調節障害」ということでしたが、このように根本原因として、「遅延型フードアレルギー」があり、「起立性調節障害」はその結果であるということです。このような場合は、患者さんに何が起こっているのかを全体的な立場から理解し根本方法を行うことがとても大切です。

 

 

なるほど納得。

そして、真弓先生の言われていることと共通する部分がありますよね。

真弓先生が常日頃から使われている言葉に、「病を見るな、人を見よ」という言葉があります。

症状はなぜ起きているのか?それは身体の状態が正常ではないというサインとして出ているのであり、それを是正するために起きているのだから、外に出てくる症状をむやみやたらとクスリで押さえ込もうとするのは間違っている、という考えです。

つまりアレルギー症状に関しても、上記に引用したように、むやみにその食品を除去すればいいということではなくて、身体の状態を整えることをしていけば、自然と症状が出なくなるということ。

 

 

湿疹が出ましたね、ではおクスリを塗っていきましょう ☞ 症状が治まってくる ☞ 治った

という図式よりも、

湿疹が出ましたね、では身体の調子を整えていきましょう ☞ 症状が治まってくる ☞ 治った

というようなものの方が、私にとっては魅力的です。

 

 

これは、ある方がおっしゃっていたことの言葉と似ています。

「火災報知器が鳴ったから、報知器を止めた」

では何の意味もありませんよね。

そうではなくて、私たちがすべきことは、

「火の元を見つけ、消火すること」

なのです。

これによって、火災報知器には一切手をかける必要なく、自然と鳴り止みます。

 

 

身体に出てくる症状とは、概してこの「火災報知器」の部分にあたるようで、そこを止めてしまうと肝心の「火の元」は消火できていないため、クスリと症状とのいたちごっこ。

報知器を止めても、火の元が消火できていない状態だったらまた必ず鳴りますものね。

そこでまたクスリ、となると、この循環を断ち切ることは難しいように感じます。

 

 

さて、うちの子のIgG抗体テストですが、結果は特にグルテンと柑橘類に反応していました。

かかりつけの医師の指導では、とりあえず1ヶ月間は反応している食品を除去して様子を見て、その後また診療方針を決めていきましょうということだったため、そのとおりにして様子を見ます。

アレ?さっき書いてたことと矛盾してない?と思われるかもしれませんが、かかりつけの医師を信頼し、指導に従うことってとても大事だと思うのです。

もしも医師の指導に納得できない、従えないということがあれば、以前にも書きましたが、かかりつけの医師を変える必要性があるように感じます。

 

 

グルテン除去に関しては、こちらではグルテンフリー(グルテン不使用)の文字を至る所で見かけます。

厳密に除去するのなら醤油すらダメですが、よくよく見たら、うちで既に使っている醤油に「グルテンフリー」の記載があってビックリ。

最近の日本でもそうかもしれませんが、アメリカにはグルテンフリーな生活をしている人が多いらしく、グルテンフリー製品が多く、除去食をするのはそれほど難しいことでもなさそうです。

 

 

IgG抗体テストで反応を起こす食品群は永久にこのままであり、除去するのなら永久に除去しなければならないということではなくて、先にあげた引用の中にもあった通り、以前反応していた食品が反応しなくなることもあるそうなので、規則正しい生活や体全体の調子を整えるように生活しつつ、反応しなくなるといいなーと思います。

また、IgG抗体テストは普段よく食べている食物に反応しやすいため、信憑性がないと言われることもあるようですが、うちの子の場合、毎日のように食べているコメやブロッコリーなどには反応せず、一切食べていないニンニクや特定のおマメに強く反応していました。

きっと人それぞれなのでしょうね。

 

 

アレルギーのことは、私自身がアレルギーらしいアレルギーを持っていないため、正直よくわかりません。

小さい頃は卵アレルギー的な症状を持っていたものの、検査したわけでもなく自然消滅したため、気にも留めていませんでした。

今回子どもに問題が出るまでは、アレルギーには即時型と遅延型があるということすら知りませんでしたし、今の世の中、食べ物があふれんばかりにある状態なので、概要くらいは知っておいても良いのかもしれませんね。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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