子育てママのための 親育ちカウンセリング

「男の子は女の子より難しい?」

 

先日、こちらでおむつなし育児の会をした際に、女の子を持つお母さんで、今年男の子を出産予定の方からご質問を受けました。

これはおむつなし育児に関して時々聞かれる質問でもあるため、記事にしてみます。

 

「男の子と女の子はやり方が違うんですか?」

 

「男の子は女の子より難しい?」

 

答えは、YESでもありNOでもあります。

 

 

まず、男の子と女の子はそもそも身体の作りが違うため、やり方・・・というか、ちょっとした工夫の仕方が異なってきます。

例えば、男の子を持つ親御さんであればわかると思いますが、赤ちゃんであっても勢いのあるおしっこの場合、あらぬ方向へ飛んでいってしまうことがあります。

これを予防するためには、排泄の介助をする際に指を添えて、おしっこが下向きになるようにした方が良いでしょう。

おしっこ飛び散り被害を防ぐために、おまるではなくペットボトルを使う方もおられます。

これは男の子ならではの工夫ですね。

しかし、おしっこだと思ったらうんちだった・・・・なんて時には大災害になりかねないので、ちょっとした注意が必要です。

 

 

排泄のタイミングを親に教える、教えないなどに関わるコミュニケーションという点では、女の子の方がお母さんと通じやすい場合があるようですが、必ずしも男の子はわからんちんという訳でもありません。

ある研究に依ると、女の子(女性)のコミュニケーション能力は男の子(男性)のそれと比べて数段高く、胎内にいる時から脳がそのように出来上がっているそうです。

この記述を初めて読んだときはそうなのか、と思ったのですが、実際に女の子と男の子を産み、また、おむつなし育児やおむつ外しという観点からさまざまな子を見てみた今は、必ずしもそうとは限らないと感じています。

飽くまでも学説や研究ではそうなっているけれど、実際のところ、そう「感じる」のか「感じない」かは私たちの個人的な感覚によるものですし、最初から「男の子だから」「女の子だから」という理由だけで、我が子とのコミュニケーションの枠を決めてしまわない方が良いな、と思います。

本や私の書く記事も含め、外からの情報は飽くまでもひとつの考え方であったり事実であったりするけれど、そこに唯一無二の我が子があてはまるかどうか、というのはまた別の話です。

情報は情報として活用し、しかし「全ての答えは目の前の我が子が持っている」とした方が、「我が家の正解」が見えてきやすいです。

 

 

男の子と女の子のどちらが難しいかという点は、これも個人的な感覚によって答えが変わってきます。

どちらも同じくらいだったという意見も、男の子の方が大変だったという意見もあります。

その反対で、男の子の方が楽だった!とおっしゃる方も、もちろんおられます。

(統計を取ったことがないので、こうおっしゃる親御さんの割合はわかりませんが・・・)

 

 

私の個人的な感想としては、男の子も女の子もそれほど変わらなかったと感じています。

性別よりむしろ、最初の子は常に目が届いていたので排泄のタイミングを観察しやすかったけれど、二人目、三人目はどうしても上の子を見ながらのお世話となってしまうため、最初の子と比べると目が届きにくくなり、排泄のサインを見逃しやすく「上の子よりお漏らしが多い」と感じやすくなるのかな、という気がしています。

ただしこれも、感じ方や状況によって変わります。

お母さんによっては最初の子は初めてでよくわからなかったけれど、二人目三人目は上の子の経験があって排泄のタイミングを察知しやすい、ということになるかもしません。

我が家の場合、二番目の子(男児)は一番おむつ外れが遅かったものの、この子が生後間もない頃に私と元夫が離婚に向けての別居を始め、母子ともに長期に渉ってさまざまなストレスが加わっていたことは最初の子(女児)と三人目の子(女児)と大きく異なる点であり、単純に男女差できれいに比べることができない点でもあります。

お母さんがイライラしやすい状況にあれば、子どもとの関係性やお漏らしなどに対して敏感に反応しやすいですし、逆にお母さんが毎日幸せな気持ちで過ごせていれば、同じことが起きてもおおらかに受け止められるでしょう。

 

 

上記のことをまとめると、私としては、これは男女差というより「今のお母さんがどう感じるか」ということに依存するため、絶対的に「男の子は大変」とか「女の子の方が難しい」ということはないのでは、と考えています。

 

 

最後にひとつ、とても大事なこと。

男の子と女の子のどちらが大変かという視点を持っていると、どうしても大変な状況を目撃したり大変さを感じやすくなってしまいます。

なぜなら私たちは、焦点を当てたものを見つけやすいという特性を持っているからです。

そうではなくて、男の子と女の子の違いや工夫を楽しんでいくことに焦点を当てたり、それぞれ性別を越えた、別個の人格を持つ個性的な赤ちゃんである、という視点をもって接することをお勧めします^^

これによってまっさらな目で、赤ちゃんの特性を見つけることができますよ。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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