おむつなし育児をしていると、赤ちゃんの排泄のタイミングがいくつか見えてきますね。
おまる成功率が高いものは、以下のタイミングです。
1)朝やお昼寝からの寝起き
2)授乳や食事の前後
3)外出直前、帰宅直後
これらのタイミング、何かと同じだと思われませんか?
そうです。
私たち、大人のタイミングと全く同じ!
赤ちゃんだって、お母さんやお父さんのタイミングと同じなのです。
そしてもうひとつ、授乳期の赤ちゃんには「授乳中」というタイミングもあります。
但し、これはお母さんやお父さんの感覚に左右され、
「食べながら出させるってどうなの?」
という懸念がある場合、授乳中はおまるは使わないという方もおられます。
もちろんそのような感覚をお持ちの場合、それが正解です。
しかし、
「授乳していると、大抵いつの間にかおむつが濡れている」
ということに気がつく場合もあるでしょう。
この場合、どうせ濡れてしまうのならおむつの中に排泄するよりおむつの外に排泄させてあげたいと感じたり、授乳と排泄が同時になることが気にならないのであれば、ぜひこのタイミングも取り入れてみてください。
私個人の感覚では、どうせ授乳中におむつが濡れるのなら、おまるの方がスッキリするだろうと感じています。
ただ、
「このまま食べながら出すというのが癖になったらイヤだな」
という心配をされる親御さんは少なからずおられます。
もしもこれをお読みのあなたが同じ心配を抱えているとしたら、ご安心ください。
私は授乳時のおまると食事+排泄の癖との関連性は否定します。
私は「食べながら出す」という現象は、小さいうちは癖というよりむしろ消化器官の反射だと捉えています。
赤ちゃん時期どころか学童期になってからも、食事中にムズムズしてトイレに走る、ということはあるのです。
おむつなし育児をしているしていないに関係なく、この現象は起こります。
しかし成長するに従って徐々になくなりますから、授乳中におまるをあてがうことで悪い癖がつく、という心配は無用です。
さて、ではなぜ赤ちゃんは授乳中に排泄するのか?
この点を少し掘り下げてみてみましょう。
① 反射
私が観察した範囲ではふたつのパターンがあり、まずひとつ目は、上述したような「反射」に近いもの。
飲むことで胃腸や排泄感覚が刺激されて出る、というパターンです。
② 不快感の解消
もうひとつは、口唇欲求によるもの。
赤ちゃんにとってのミルク(おっぱい)やそれを口に含む行為は生命維持に欠かせないものであると同時に、安心感や快楽を与えてくれるものでもあります。
ハイハイ時期の赤ちゃんがどこかにコツンとぶつかったら、泣きながらミルクを欲することがあるのもこのためです。
そして、その延長で排泄前のムズムズした不快感を、ミルクで解消しようとしている節があるのです。
本当はお腹いっぱいのくせに飲みたがって、ただ口でちゅぱちゅぱ遊んでるときなどはまさに排泄のサイン。
そのままおまるをあてがうと出る確率は高いです。
あるいは親の感覚で今出るでしょ!とおまるをあてがったのに嫌がって出してくれず、飲みたがる時。
これも同様に、口唇欲求を満たすことでリラックスし、緊張がほぐれて出しやすくなるようです。
これ以外にも授乳と排泄の関連性はあるでしょうが、私の経験上、多くの場合このふたつに当てはまるように感じています。
授乳中の方は、ぜひ赤ちゃんの様子を観察してみてくださいね。
赤ちゃんとのコミュニケーションが、より楽しくなると思います。
そして繰り返しになりますが、もしも「食べながら出すなんて!」という思いが強いのであれば授乳中におまるは使う必要はありません。
飽くまでもご自身の感覚を頼りに、正解のないおむつなし育児を無限大に楽しんでいきましょう。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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