子どもに優しくなれない。
厳しく接してしまい、毎日反省ばかり。
逆に、
今日もお店でだだこねられて、ついついお菓子やおもちゃを買い与えてしまい反省。
甘やかしたくないのに…
こんなことってないでしょうか。
そんな時は、まず自分に質問してみましょう。
子どもに優しくすることの背景に何があるの?
子どもに嫌われたくないから
子どもに懐いて欲しいから
子どもが可愛そうだから
子どもが可愛いから
自分の機嫌が良いから
子どもが言うことをきくから
子どもを信頼しているから
子どもに厳しくすることの背景に何がある?
子どもにイラつくから
子どもが悪いことをするから
子どもが言うことをきかないから
しつけのため
子どもを信用してないから
自分がイラついているから
子どもが可愛く思えないから
優しくすることと厳しく接すること、どちらも表面上の「結果」にすぎません。
その行動の裏には親としての自分にどんな気持ちがあって、どんな意図が隠されているのでしょうか。
単に「子どもに優しくなりたい」とか「もうちょっと厳しく躾けたい」と願っても、その背景にある「私の感情」に気づいていかなければ、思考は空回りするばかりで行動は思うように変わりません。
魔法のように一瞬で「優しくなる方法」や「きびしくできる方法」など無いのです。
ついつい厳しくしてしまう理由はなんですか?
ついつい甘やかしてしまう理由は何ですか?
そこをまず深掘りして、本当の理由を探っていきましょう。
これは例えば「気分が悪いので何とかしてください」と病院に駆け込んでも、まず今までに食べたモノは何ですか、具体的にどう言う風に具合が悪く、この症状はいつから続いていますか?などという問診を受け、必要に応じて血液検査などを受けて、医師はその症状の背後に何があるかを探ってから対応するのと似ています。
まず、自分を知ること。
あなた自身の感情を探ること。
その感情を受け入れて、認めて、抱擁し、その感情をどうすれば「納得」させられるのかを考え、対応します。
例えばついつい甘やかしてしまう感情を探っていくとします。
すると、出て来たのはこんな感情。
「子どもに嫌われたくないから」
実際によくある例です。
では、この感情の背後には何がある?
もうちょっと探ってみましょう。
「自分が愛されなくなるのが不安」
もう一息・・・・!
あなたが愛されなくなると、どうなるの?
「寂しい」
「ひとりぼっち」
「不安」
「無価値観」
「無力感」
根底にあるものの正体は、実はこんなものであることも。
以前の記事に書いた通り、自分が感じたくない感情を感じないで済むようにこころの防御装置が働いてから、あなたの行動が派生している、という状態だと言えますね。
さて、本題に戻ります。
行動を変えるには、一瞬で魔法のようにはいかない、と書きました。
ではどうしたら良いかと言うと、自分のこころを探っていくのです。
探り探り、根底にあるものの正体を見極めたら、それを受け入れ認めていくことで、今までなかなか変えることができなかったあなたの行動が、変わっていきます。
ただし、この作業とてもとても辛い作業です。
自分の内側にある、暗い見たくない感情を見つけるようなものですから。
人によっては過去の辛い思い出が出て来てしまったり、ずっと前に経験したとても嫌な体験をありありと追体験してしまうようなことが起こることもあり、自分ひとりではとても無理だと感じる方は、やめておいてください。
そのような場合、カウンセリングやセラピーを利用しながら進めることをお勧めします。
笑顔での子育て、応援しています😄
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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