年末に近づいてくると増える、人間関係とその悩み。
なぜだろう・・と考えてみたときに、以下のようなことが思い当たりました。
あなたにも当てはまるでしょうか?
✔︎ 忘年会(飲み会)が増えるから
✔︎ 親戚付き合いで
✔︎ 仕事が忙しくなるから
✔︎ 年末のせわしなさから
一般的に、深刻な悩みも年末に増える傾向があるようです。
この記事では今年の年末こそは去年よりこころ穏やかに過ごしたい!と思われるあなたにオススメの方法をご紹介します。
例えば義理の親から嫌なことを言われた、実の母親からカチンとくることをされた、夫から、子供から、上司から・・・・・
こんなとき、私たちは被害感とともに「怒り」を感じるようにできています。
「あー!腹立つ!!!!💢」
あるある!と感じたら、それは普通です!だいじょうぶ!!私もそうです^^
怒りや攻撃的な感情は、二次感情と呼ばれます。
二次ってことは、一次があるの?って気になりますよね。
はい。
一次もあります。
一次感情としては、例えばこんなものがあげられます。
嫉妬
寂しい
悲しい
切ない
がっかり
どれもこれも正直あまり感じたくないネガティブな感情ですよね。
それを覆い隠す役目を果たしているのが「怒り」という二次感情なのです。
言い方を変えれば、こころに傷がつかないように「怒り」が守ってくれている、とも言えそうです。
わかりやすく具体例をあげるとこんな状況です。
思い当たること、ありますか?
こっちは育児で忙しいのに夫が飲みにいったっきり帰ってこない
→ めちゃくちゃ腹が立つ
(一次感情は育児を手伝ってもらえない悲しさ、がっかり、ないがしろにされた感)
子どもが「ママよりおばあちゃん(しかも義理)のほうが優しいから好き!」と言った
→ イラっときた
(一次感情は嫉妬や子どもに見捨てられたかのような寂しさ、悲しさ)
レストランでの食事中に料理の中に虫が入っているのを発見
→ 店員に対してどなりたいほど腹立たしい
(一次感情は美味しくて安全という期待を裏切られたがっかり感)
他にも生活の端々でいろいろな状況に当てはまりそうですよね。
では、怒りを感じたときにはどのように対処していったら良いのでしょうか。
①
もしもイラっとした!ということがあったら、それを単に「嫌なことがあった」とするのではなく、そして相手に怒りをぶつけてしまう前に、あなたの内側にある「一次感情」が何だったのか、少しの時間怒りと距離を置いて振り返ってみてください。
②
強く感じたインパクトのある怒り(二次感情)ではなくて、あなたが一番最初にどんな感情を感じていたのかを見つけたら、それらの感情をまず自分で受け止め、認めて、必要であればそれを相手に伝えましょう。
上記の2点を意識することで、いつも感情に流されてイライラしていた部分がおさまってくることがありますよ。
これを続けて自分の本当の感情をうまく見つけることができるようになれば、怒りを通さず上手に相手に思いを伝えることができるようになり、円滑なコミュニケーションに発展します。
つまり、相手とのコミュニケーションを円滑にするためにはまず自分とのコミュニケーションを大事にする、ということなのです。
怒りの放出に任せたコミュニケーション方法は、相手にあなたの気持ちをわかってもらえることは少なく、むしろ相手の怒りや反感を引き出すことにつながりかねません。
繰り返しになりますが、相手にあなたの本当の気持ち(一次感情)をわかってもらいたいのであれば、まず最初に自分の気持ち(一次感情)に気づき、それを認め、寄り添い、それから相手に伝えましょう。
自分でも気がついていない気持ち(一次感情)を相手にわかってほしいと思っても、まず難しいですからね。
(こんなこと書いてる私も内感を始める前は怒りに振り回されっぱなしな時期がありました^^;; だからだいじょうぶですよ!)
年末にかけてどんどん忙しくなるこの時期、自分の怒り(二次感情)に支配されてしまわないように、ぜひあなたのこころに耳を傾けることを始めてみてくださいね。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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