最近人間関係や夫婦関係の話を主に書いてきて、おむつなし育児からは遠ざかっていましたが、おむつなし育児をされている方々どうですかー?
冬でも難なく続けられていますか??
今日は久々におむつなし育児に関して書いていきます。
寒いからモチベーションが下がっちゃって・・・・という方は、ぜひご一読ください。
モチベーションが絶対上がるお話です。
人間には本来5段階の欲求がある、ということはご存知でしょうか。
アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローが提唱した「自己実現理論」というものがあります。
教職につかれている方や、心理を扱うお仕事をされている方には常識となっていることでしょうが、あまり普段の生活には関係ないので一般的には知られていないかもしれませんね。
かいつまんで言うと、人間とは、本来自己実現に向かい成長を続けるものだという理論です。
そして、私たちは五段階の欲求を持ち、段階を踏んで上の欲求に向かうということ。
その五段階の欲求とは以下の通りです。
この記事では下のふたつ、「生理的欲求」と「安全の欲求」のふたつに焦点を当てて見ていきます。
下の欲求が満たされると、一つ上の段階の欲求が芽生え、最終的には自己実現欲求に至る、という図です。
一番最初の欲求は「①生理的欲求」、それが満たされると「②安全欲求」に至り、安全の確保の次には「③所属と愛の欲求」に移行し、次に「④承認欲求」、そして「⑤自己実現欲求」に至ります。
考えてみればそうですよね。
私たちは衣食住や安全の確保、言ってみれば生命の維持に関わる部分が整わないうちから自己実現を目指す、という発想にはなかなか至りません。
その日食べるものがない状態では、まずは食べ物の確保から考えなければいけませんもんね。
この図とおむつなし育児を絡めて考えてみると、どうなるでしょうか。
排泄の欲求は一番下の「生理的欲求」に入ります。
排泄そのものの欲求ということになると、もちろん「出す」ことがもっとも強い欲求となるでしょうが、動物的な排泄行為として考えれば、自分の身体を汚さずに排泄することはとても大事なこととなります。
なぜなら、排泄物を身体にくっつけているということは生命維持、つまり安全に関わるからです。
赤ちゃんであればなおさら、自分に「におい」をつけていれば外敵に気づかれ捕食される可能性も出てくるでしょう。
身体を清潔に保てないという観点から見れば、これまた健康上の安全に関わります。
つまり、自己実現論という観点からみると、おむつに頼りっぱなしでいることは、人間としての欲求の最下部が満たされずに上の欲求に行き着く自然な流れが阻害されてしまうのでは・・・・?という懸念が出てくるのです。
そういう意味ではおむつなし育児って、とても理にかなっています。
お母さん、あるいはお父さんが赤ちゃんの生理的欲求に応え、せっせと対応してくれるということは、人生の最初の最初に満たされるべき欲求がしっかりと満たされていることになりますから。
かと言って、うちは共働きだし家族の理解が得られないし、おむつなし育児なんてする余裕がないからダメなの?
ということではありませんよ。
おむつなし育児はおむつをしない育児ではありませんし、私ももちろん子どもたちが1歳になるまでは毎日おむつを使っていました。
おむつなし育児とは、親御さんや保育者ができる範囲で赤ちゃんの気持ちの良い排泄(=おむつの外での排泄)を手伝う、ということです。
1日1回朝だけでもいいし、週末だけでも構いません。
もしもこれすら難しい、ということでしたら、せっせとおむつを替えてあげてください。
節約のために紙おむつ一枚で何時間かもたせよう!という発想ではなくて、もったいなくても濡れたらその都度交換する方法です。
これだと五段階のうちの最初の欲求である、生理的欲求を満たしてあげることになりますよ。
赤ちゃんに自然な成長を願うのは親として自然な気持ちです。
だからこそ、臭いものには蓋をの発想ではなくて、普通は扱いたくない排泄まで含めて赤ちゃんの存在を認め、お世話していけたらいいですね。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、
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