おむつを外した後に起こる「ぶり返し」に関するお話、前回までの続きです。
8)本人にやる気がない
こういうことも、あるんです^^;
せっかくおまるやトイレで排泄することを覚えた(=排泄の自立を迎えた)のに、その後おまる/トイレに楽しくせっせと通うマイブームが過ぎ去ると、排泄感覚を忘れがちになるようです。
言い換えれば、一回クリアしたゲームに飽きた状態。
大人の私たちは、かつて熱中していたことでも飽きて見向きもしなくなるという感覚はよくわかりますよね。
しかし、心配は無用です。
排泄感覚がわかるようにはなったものの日常のこととしてまだしっかり定着していないだけなので、繰り返しの作業で定着を図っていきましょう。
9)自主訓練している
ちびっこは排泄コントロールをマスターしたら、今度はさらに上を目指したくなることがあるようです。
8のクリアしたゲームに飽きるのとは反対で、レベルアップとゲームの完全制覇を目指して直進していく状態とでも言えるでしょうか。
つまり、ギリギリまで我慢して限界を知りたい(あるいは限界を超えたい)欲求によって、トイレに間に合わず粗相してしまう、ということのようです。
これはある意味しっかり学習してもらわないと困るので、もしかしてうちの子いまこれしてるのかな、と思ったら、親御さんの気持ちの余裕によりけりでしょうが、しばらくは膀胱機能の向上訓練に付き合うくらいの気持ちで良いと思います。
親が気にしてせっせとトイレに連れて行き、膀胱が満杯にならないうちに出す、を繰り返しても膀胱の容積は大きくなりませんし(いざという時に我慢できない)、膀胱がいっぱいになった感覚が研ぎ澄まされることもできませんよね。
10)その他の要因
その他ってなんだ・・・?
と思われるかもしれません。
その他とは、今まで記述してきたこと以外にもさまざまな要因があるということです。
お子さんがおもらしのぶり返しを起こしたら、お子さんだけの問題だと捉えるのではなくて、お子さんを取り巻く環境を見渡してみると答えが見えてくることがあるでしょう。
しかしどうしても理由がわからない、対策が思いつかず改善につながらずに困っている、ということがあればどうぞご相談くださいね。
一緒に解決していきましょう。
番外編)
お子さんが体質的に化学物質に敏感な場合は、特定のものや状況に対して排泄が頻回になることがあるようです。
おもらしのぶり返し?と思いきや、パターンがあった!ということもあるかもしれません。
これに関してはこちらの記事をご参照ください。
今回の記事でぶり返しの主な要因については終了しました。
次回はぶり返しについてのまとめと、ぶり返しに対する心構えや「おむつに戻した方がいいのかどうか」について書いていきますね。
お楽しみに。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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