寒くなると、おしっこの回数が増える〜しょっちゅうおしっこして大変〜と言われる親御さん、多いです。
しかし、おしっこの回数が増える原因は、寒さだけではないようです。
巷でよく言われる、「本屋に行くとトイレに行きたくなる」って、実際に経験されたことはありますか?
私は・・・あります!笑
これにはさまざまな原因があるようですが、そのうちのひとつに「化学物質などに対する身体の反応」があるようです。
平たく言うと、製本に関わる薬剤、インクなどの物質に身体が反応し、解毒(排泄)の体勢をとっているようだ、ということ。
本屋だけではなく、新築の家や特定の場所、また特定のモノ(油性ペンや合成洗剤、シャンプーなどに含まれる界面活性剤、合成香料など)に反応する方もおられるようです。
食品も然り、で、パッケージ化されたもの(添加物が多いもの)や、化学調味料(アミノ酸等)に反応し、排泄回数が増える場合もあるようです。
ここまでくると、私がアドバイスできることというよりはもはやお医者さんの領域でしょうが、小さな子を持つ親として、ちょっと気にして観察していける部分はあるのではないかと思います。
化学物質を体内に取り込むことや、食品に含まれる特定のものに反応するということは、即ちじんましんが出るとかぜんそくなどの発作が出るということはよく知られていますが、身体の反応として、排泄回数が増える場合があるということはあまり知られていません。
お子さんの排泄回数が増えたと感じた時、単に「寒いから」とか「水分を沢山とったから」という原因だけではない場合があるということを、便利な世の中に住む私たち親は、頭の片隅にいれておいても良いかもしれませんね。
それと、子どもには水分が多く必要です。
化学物質の少ない生活を選んだり、添加物を避ける食生活を送ることは大事ですが、厳密に取り除くことはかなり難しいのが現状であり、私たちが生活する上で、それらの物質にさらされていない日はありません。
そのため解毒の観点を持つことは大事だと思いますが、その観点から言えば、おしっこよりも汗の方が数倍強力だと言われています。
この汗をかくちからは、大人よりも小さな子の方が強いようです。小さな子の寝汗がすごいのも、頷けますよね。
寝汗だけではなく、それこそ冬の寒い日であっても汗は出ています。
お水に関して言えば冬に限ったことではありませんが、小さい子を持つご家庭では、「おしっこ出ちゃうからお水飲まないようにしようね」という会話が出ることがあるのはごくごく普通のことだと思います。
特に、車での移動や電車に乗る前などトイレにすぐに行けないときには、お水はあとにしようね、という場合がありますものね。
しかし、通常の場合であれば、小さい子には欲しがるだけのお水を飲ませてあげた方が良いようです。
その結果おしっこの回数が増えてしまっても、それがこの子の身体にとって必要だから起きているだけだということ。
ちょっと長くなりましたが、まとめてみましょう。
ひとつは、おしっこの回数が増えるのは寒さだけが原因とは限らないということ。
もうひとつは、小さい子の身体にはお水が必要であり、汗やおしっこの回数を増やすことで、けなげに解毒をしている場合があるということ。
これらのことを私たちが認識してあげることによって、小さな子をお世話する側としての「おしっこの回数が増えて大変!」という気持ちが緩和されたり、おシモケアに関するイライラが抑えられるのではないでしょうか。
これも、子どもに対してこころを寄せることのひとつですね。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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