子育てママのための 親育ちカウンセリング

冬の育児 ー 頭寒足熱

 

先日の記事で、赤ちゃんは平熱が高く、厚着をさせないことでおむつなし育児の支障にはならず、ついでに免疫力を高いままにすることが期待できるという記事を書きました。

これに関してご質問を頂いたので、今回は頭寒足熱に関して書いてみます。

 

 

平熱の話、とても頷けました!低体温の話は前々から知っていて、あまり厚着させないようにはしてます^^ しかし、お世話になってる東洋医の先生からは、足が冷たくなると腸の動きが悪くなるから定期的にさすってあっためてあげてとも言われます。。要はバランスでしょうか?(°_°)

 

 

東洋医学では頭寒足熱をヨシとし、言葉でのコミュニケーションにまだ至らない赤ちゃんをお世話する身としては、どうしても気になるところですよね。

ちょっと話がズレますが、東洋医学が根付いている場所からほど遠いここアメリカでは、医者に「冬は靴下を履く前に帽子をかぶりなさい(かぶせなさい)」と言われたことがあります。(〃゚д゚;

頭を暖めなさいと言う理由は、頭には足と比べるとより多くの血管が通っており、そこから熱を放射してしまうと冷えた血液が身体をめぐり、冷やしてしまうから、足を温めるよりも頭を暖める方が理にかなっている(科学的だ)、ということなんだそうです。

 

 

その説明を聞き、「へー!なるほどー!!」とは思ったものの・・・・・

私は頭寒足熱文化で生まれ育っているためか、帽子をかぶって靴下履かないというのは妙だなと思うし、体感的にも頭ではなく足を温めた方がずっとずっと気持ちがよいので、医者の言うことは全く聞いていません。

しかし文化は文化ですし、この方法で身体を温めている人もいるんでしょうね。

雪が降っていても半ズボンで裸足にサンダル、でも上半身ダウンジャケットっていう人、こちらでは居るんです。。。

私は逆に、冬は帽子はさておき分厚い靴下にブーツ履かないと寒くて仕方ないですが。

 

 

話を戻して、ご質問にあった、足を冷やさないということ。

足、とひとことで言うと広範囲ではありますが、足全体として、という前提で捉えていきますね。

これは、私たち親子がお世話になっていた小児科医の真弓貞夫先生によると、「横隔膜から上と下を比較し、相対的に、上よりも下を暖かくしなさい」というご指導でした。

この点、おむつなし育児をしていると、どうしても赤ちゃんの上半身は着ているのに下半身は薄着になりがちです。。。

気をつけなければ〜と思います。

 

 

それと、暖房をするとどうしても上に暖かい空気がたまり、下は寒いままという現象が起きがちです。

この状態は、先ほどのアメリカでの例ではないですが、東洋的にはヨシとされる頭寒足熱の逆となってしまい、自律神経の乱れを引き起こすと言われています。

 

 

ついでに言うと、「赤ちゃんの手や足が冷たい」と感じる時、赤ちゃんの手足を触った人の手の温度に左右されていることを意識する必要があります。

私たちの手の温度が高い時に何かを触れば「冷たい」と感じますし、手の温度が低い時に同じものを触れば「暖かい」と感じます。

そのため通常の場合、「赤ちゃんの手や足が冷たい」という絶対的な評価は、評価する側の状態に左右されてしまうため、できません。

これを意識した上で真弓先生のおっしゃることを考えると、赤ちゃんの上半身と下半身を相対的に捉え、その中で両者を比較するという方法は、私たちの錯覚を排除し客観的に「冷え」を測定できる方法ではないでしょうか。

 

 

では具体的に、どのように赤ちゃんの下半身や足を暖めたらいいのか?

先ほどの真弓先生の言われることを実践するとしたら、例えば上半身に薄手のものを着るのなら下半身はすこし暖かめのズボンにするとか、暖房が効いている部屋では上の方に空気がこもらないように工夫するとか、そのようなことで対応できると思います。

 

 

足を冷やさないことで言えば、レッグウォーマーを利用するのも良いでしょう。

しかし、一般的にレッグウォーマーと言うと、伸縮性に富んでいる靴下素材で足先がないものを想像しませんか?

あれはあれで使いやすいものではありますが、実は足を圧迫し、血流を悪くすることがあるようです。

大人の脚ならまだしも、赤ちゃんのぷにぷにしたふとももにはゴムの部分がぐっと食い込んでしまうことがありますし、注意してあげたいところです。

我が家で使っているレッグウォーマーは、別名「赤ちゃんガーターベルト」・・・・破廉恥とか言われそうですが、要は、おむつバンドにゆるゆるのレッグウォーマーをくっつけたものです。

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これだと食い込みがなく、ズレ落ちることもありません。

 

 

ご質問の内容に、定期的にさするというのがありましたが、これ、とっても良いですね。

脚をさすってあげたりやさしくマッサージしてあげることでコミュニケーションにもなるし、良い効果が生まれそうです。

 

 

先日書いた記事の中で、冬は手足が冷たくなるのは当然だということと、その理由を書きました。

言葉で冷やす、暖める、と表現すると、どうしても両極端に聞こえたり程度の表現が難しいところではありますが、冬であれば寒さを感じさせることの利点があるため、四六時中暖めてぽかぽかにしておく必要はないとは思います。

ちなみに真弓先生は、冬場は手足にシモヤケを作った方がいいとすらおっしゃっています。

 

 

それと、外からの情報をどうやって実践していくかは、お子さんの様子をしっかり見て、時には今のお子さんの状態に即したアレンジを加えていくことも必要ですね。

アメリカの科学的指導(?)が私の身体にはしっくりこないことと同様に、世の中に星の数ほどある情報の中で何を採用し、どうやって実践していけばよいかは、目の前のお子さんをしっかり見つめることで見えてきますよ。

 

 

具体的な部位、「足」というより、下半身という捉え方でお答えしましたが、何となくでも伝わると良いなと思います。

冬場の育児を、お子さんとのコミュニケーションを通して、暖かな気持ちで楽しめますように。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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