あなたは今、幸せですか?
幸せではないとしたら、どうしてでしょうか。
「〜をして幸せをつかむ」
「いつか幸せになるために」
ということば、時々耳にします。
では、
「いつ幸せになるの?」
そして、
「いつから『幸せになりたい』って思っているの?」
と問うと、どうでしょうか。
-恋人ができたら幸せになる
-結婚したら幸せになる
-夫(妻)が優しくなってくれたら幸せになる
-子どもが生まれたら幸せになる
-二人目が生まれたら幸せになる
-子どもの病気が治れば幸せになる
-子どもの成績が良くなれば幸せになる
-離婚できれば幸せになる
-再婚できたら幸せになる
そんな思いを、ずーっと繰り返してはいないでしょうか。
恋人ができたら幸せになりましたか?
結婚したら幸せになりましたか?
子どもが生まれたら幸せになりましたか?
きっと、幸せになったと思います。
ただ、長続きはしなかったかもしれません。
なぜ?
それは、条件付けされた幸せだからです。
そもそも「幸せ」って何でしょう。
あなたはどんな状態の時に幸せを感じますか?
ひょっとしたら今までの人生で感じたことがないほどのものを想像して、それを「幸せ」だと定義しているかもしれません。
ひょっとしたらお友達の幸せそうな顔をみて、私もあんな風になりたいと感じているのかもしれません。
でもね、幸せって、普段のちょっとしたことで感じているものなんですよ。
例えば夜疲れて布団にもぐりこんだとき。
すーっと心地よい眠りに落ちる間際はどうでしょうか?
お腹が空いている時、ご飯を口に含んだ瞬間は?
しばらく我慢していたお菓子を久々に食べた時は?
あるいはあんなにギャーギャーわめいていた子が笑顔を見せた時…。
そんな些細な瞬間に感じるものって、どう表現したらよいでしょうか。
「ああ、しあわせ」だと、感じてはいないでしょうか。
おとぎ話に出てくるような「幸せ」、テレビドラマや映画のハッピーエンドのような「幸せ」、そういうダイナミックなものを「幸せ」だと定義してもよいけれど、それだけになってしまうと普段の生活の中にちりばめられている「幸せ」は目に入りにくくなってしまいます。
世の中には幸せ体質だとか、幸せを引き寄せるとか、そういう文言が溢れていて、あたかも
「私は今幸せを手にしていない」
という考えを引き起こしてしまいがち。
私はそうではなくて、幸せを得る(感じる)のにはある程度の練習が必要だと考えます。
もちろんある日突然何かが起きて、魔法にかかったかのように突然幸せになるということも時にはあるでしょう。
しかし、多くの場合は意識的に些細な幸せに気がついていく練習をして、不幸なものに敏感に反応するセンサーを弱めていくことが必要だと思うのです。
なぜなら幸せって、そこら中にあるものだから。
それに気がつくか気がつかないか。
脳内でないものだと処理されてしまえば当然見つからないものを、そこら中にあるのだとインプットしなおして、自然と目に入るようにしていくのです。
これは「思考グセを治す」という言い方がされることがあります。
不幸なものを見つけやすい、感じやすい状態を見つめ直し、思考のベクトルを幸せに設定し直すようなイメージです。
これができるようになると、強いですよ。
「〜したら幸せになれる」
「〜に幸せにしてもらう」
という発想がなくなり、今すぐこの瞬間から幸せな状態を手に入れることができる上に、何かを手に入れたあとの一過性の幸せが消えていく現象に鬱々とすることが減っていくからです。
「幸せになる」ためには、自分の思考を見つめて修正を加え、練習をすること。
棚ぼた方式ではありませんが、着実な方法です。
今日から身の回りにある幸せ探し、やってみませんか。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
*お知らせ*
親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、
しばらくカウンセリング業務はお休みします。
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赤ちゃん手話×おむつなし育児講座は、
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