我が家の末っ子、最近言葉がどんどん出てきています。
ベビーサインはもちろんまだ日常的に使っていますが、発音が比較的簡単なものは言葉を使うようになり、子どもになってきたなーと感じています。
しかし、「Thank you」は「天誅(てんちゅう)」にしか聞こえない-(*ノ゚∀゚)ノ
ありがとうのかわりに天誅って・・・!と、一人でバカウケしている時代劇好きな私は、そう言えば昔、暴れん坊将軍が大好きだったことを思い出しました。
懐かしい〜
さて今日は、「イライラしない子育て」について考えてみましょう。
「イライラしない子育て」って、育児書や方法論としてさまざまなところで耳にします。
もちろんイライラしないで子育てができたら最高に楽しいでしょうし、子どもものびのびできるでしょう。
しかし、「イライラしないこと」を意識した子育てって、果たして正解なのでしょうか。
赤ちゃんや子どもは、いくら小さくてもひとりの立派な人間です。
個性的な存在で、独自の考えや感じ方をもち、親である私たちとは全く別個の人格を持っている、人間です。
私たち大人がいくら「こうして欲しい」という考えを持っていたとしても、それをそのまましてくれないのが普通ですし、私たちの思惑通りのことを時々してくれるからこそ喜びが湧いてきます。
例えば「躾(しつけ)」を例にとってみましょう。
親としての私たちは、子どもが社会的なルールを身につけることで、家庭から外の世界に出たときに困らないように「躾」をします。
人に会ったら挨拶をするとか、おもちゃをシェアするとか、お箸を使ってお行儀よく食べるとか、トイレトレーニングだって躾のひとつですね。
子どもはこの学習過程で、どうしても「わからない」ことがあったり「やりたくない」ことが出てきたり、教わったことを「忘れちゃう」時だってあると思います。
親としての私たちはもうとっくの昔に躾を修了(?)しているため、挨拶もシェアもお行儀よくすることも習慣となってしまっているために、一生懸命頑張らなくても無意識にできてしまいますよね。
そのため子どもの「できない」がかわいらしく感じられることもあれば、逆に「なんでこんなこともできないの!」「なんでこんな大事なこと忘れちゃうの!」というイライラする気持ちが出てくることだってあるでしょう。
あるいは先日の記事にも関連しますが、子どもが大きくなってきたら、ゲームをしっぱなしだとか勉強しない我が子を見てイライラが湧いて出てくるかもしれません。
こういった「イライラ」は、果たして忌み嫌うべきものなのか・・?
私は、そうは思いません。
人間である以上、イライラするのは当然だし自然なことであり、この気持ちが出てくることそのものを否定することはないと思います。
子育てで思い通りに行かないことは、それこそ山ほどあります。
なぜなら、繰り返しになりますが、子どもは個性的な存在であり、私たち親とは違う感覚を持って生きているから。
親が「イライラしない」ことは大事なことだと思います。
しかし、「イライラしない子育て」をゴールに据えてしまうと、それができない自分に対してまた「イライラ」が始まってしまう。
そのイライラが、また子どもに向かってしまい悪循環となることはありませんか?
目標設定をすること自体決して悪いことではありませんし、否定するわけではありません。
ただ、自分ができないことに焦点を当てて執着し続けることで、私たちは新たな悩みを作り出すことがあるようです。
このことを知っておくと、まず目標設定の仕方が変わってきます。
「イライラしない」ことは理想ではありますが、表面的な部分をゴールにするというよりは、なぜここでイライラしてしまったのか、自分の中の何に反応してイライラしているのかという部分を見極めて、冷静にイライラの元を見つけていく作業に重きを置くことが大事です。
以前にもこの例えを出しましたが、
「火災報知器が鳴ったから音を止める、しかしまた鳴り始めたからまた止める」
ということではなくて、
「火の元を探して消火する☞火災報知器は必然的に鳴らなくなる」
という行程を選ぶことで、よりスムーズな解決が期待できます。
私たちはひとりひとりが違った「こころ」を持ち、それを基準として感じ方や考え方が発生してくる仕組みをもっているため、その土台であるこころを整理しないことには、どんなに素晴らしい提言や方法であっても実践過程でひずみが生じてくることがあります。
逆にこころの中を整理していくことで、方法論に頼らず自然と解決への道筋が見えてくる、という現象が起きてくるのです。
子どもにイライラする自分はこころの中になにを持っているのか?を観察することで、実はイライラのもとは子どもの行動そのものではなく、夫婦関係のひずみから来ていたり、仕事のストレスが影響していたり、ということが見えてくることだってあるのです。
このようにこころを見つめながら問題を解決していくことができるようになると、もちろん子育ての中のイライラは緩和されてきますが、更に素晴らしいことに応用できます。
子どもが悩みを抱えているときに、子ども自身がこころの中を観察しつつ、問題解決に向かえるように導くことができる親になっていけるでしょう。
私のセッションでは、表面的な方法論を教える手法ではなく、お話をうかがいながらご自分の内側を観察(内観)していただき、感情の発生元を探ることで解決の糸口を探っていきます。
これをしていくことによってイライラの元がなくなっていくのを感じられるため、他に問題が出てきた時、誰かに頼らずともご自分で解決していけるようになります。
無料のお試しコースもありますので、以下よりお気軽にご利用下さい☟
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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