子育てママのための 親育ちカウンセリング

アメリカのおむつなし育児事情1

 

今、アメリカのおむつなし育児事情を勉強しているのですが、これまた面白いんです。

ご存知の通り、紙おむつはアメリカで発明されました。

一人のお母さんが、おむつ替えと洗濯に従事することがほとほと嫌になり、使い捨ておむつのアイディアを閃いたそうです。

それがパンパースとなり、今や様々な国のお母さんたちがその恩恵を被っていますね。

 

 

こちらはおむつなし育児とおむつはずしに関するアメリカの記事で、いろいろ面白い情報が載っているのでご紹介します。

心理療法医でありお母さんでもある Heather Turgeon という方が書かれた記事です。

 Potty in the USA: Why we’re slow to the toilet

「アメリカのおまる事情:なぜ我々のトイトレは遅いのか」

 

 

In the U.S., until the 1950s, most children were using the potty in the first few months of life and completely trained by age 1.

In the 1970s, 18 months was an average age to start. Now, it’s around 24 to 30 months.

 

1950年代までのアメリカでは、ほとんどの子どもたちは生まれてから数ヶ月間の間おまるを使い、満1歳までにはトイレトレーニングが完了していた。

 

1970年代に入ると(トイレトレーニングを)開始する平均年齢は生後18ヶ月となり、今現在※、だいたい24ヶ月から30ヶ月となっている。

※この記事が書かれたのは2010年です。

 

おむつなし育児をしている親のグループ内での聞き込み(?)からは、以下のようなことがわかったそうです。

By 9 months, if she knows sign language (there’s a good chance she would, because moms drawn to elimination communication are likely to throw in for baby sign as well), the infant might shake a chubby hand to signal.

When parents see it, they head for the bathroom. And if the kid needs encouragement, the shiiis sound cues her to go.

Between 12 and 18 months, many kids can use the mini-potties themselves.

 

もし赤ちゃんが手話を使っているのであれば(手話を使っている可能性が高いのは、母親がおむつなし育児をしている場合、赤ちゃんに手話を使っていることが多いためである)、9ヶ月までにはむちむちの手でサインを出し(おまるに行きたいことを教え)てくれるかもしれない。

 

親がそのサインをみつけたときには、トイレに駆け込みます。そして赤ちゃんが手助けを必要としているのなら、「シー」という合図が役立ちます。

 

生後12ヶ月から18ヶ月までの多くの子が、自分ひとりでおまるを使うことができています。

 

 

9ヶ月までには手話で排泄のタイミングを教えてくれるってこと!?

これにはびっくり!

私の経験上、排泄の自立を迎えるのは歩けるようになってから、そして1歳以降が一般的だと感じていますし(=手話で排泄のタイミングを教えてくれるようになるのも1歳前後)、うちの3人の子たちも1歳代に入ってからでした。

しかし、私がこちらでアメリカ流おむつなし育児を学ばせてもらっている方(アメリカ人)は、お子さんが9ヶ月のときにおむつを外したそうです・・・

この子は歩き出すのが早かったのでしょうか。

ものすごく気になってきたので、近いうちに聞いてみようと思います。

 

 

結論。

早い子は早いのね!

 

 

しかし、焦らずにいきましょう。

おむつが外れるのが0歳代であろうと1歳代であろうとどうでもいいのです。

大事なことは、目の前の我が子の成長に歩調を合わせること。

そのペースでいいんだよ、という気持ちを持って接すること。

我が子を他の子と比べ始めたら子育てはうんと辛いものになりかねませんし、子どもの方も親からのプレッシャーを感じた状態では本来の能力を発揮できません。

 

 

上記の記事にもあるように、概ね12ヶ月から18ヶ月までに一人でおまるを使えるようになる、というのは妥当だと思います。

しかし、これも個人差・・・というか、家庭差はあるでしょう。

家の中が畳やカーペットの場合に比べ、床張りの方がおむつを外したりおまるを一人で使わせる勇気が出やすいですし、おもらしが日に3度もあるからおむつは外せないという思いがあるのか、おもらしが日に3度しかないからおむつをはずす気持ちになれるのかなど、おむつが外れたとかおまるを使えるようになったとかいうのは、何も子ども側の能力の差ではなく、親の側の事情だったりしますからね。

 

 

ご存知の通り、私も3人の我が子におむつなし育児を実践しつつ手話を教えており、排泄におけるコミュニケーションと手話でのコミュニケーションが相互に良い方向へ作用したことで、おむつなし育児をされている方には手話を取り入れることをお勧めしています。

また、我が子が排泄の自立を迎えた時点ではまだ言葉が出ていなかったため、手話が非常に役立ちました。

その経験から手話を使ったおむつなし育児の講座を開くことにしたのですが、こうやって赤ちゃん手話の本家アメリカで、やはりおむつなし育児には手話を組み合わせることが一般的だということをうかがい知ることができ、なんだか嬉しいです。

ただいまモニターさんが受講してくださった2期分が終了し、改良を加えて秋には一般公開しようと考えております。

その時にはまた受講される方を募集しますので、気になる方はぜひご参加くださいね。

 

 

では、次回もこちらの記事を引用しつつ、おむつなし育児について書いていきます。

お楽しみに〜♪

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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