子育てママのための 親育ちカウンセリング

予防接種考察2 真弓先生の指導と米国での予防接種

 

前回の記事の続きです。

 →「予防接種考察1 受けさせるのが親の義務!?

 

 

前回の記事では、ポリオの予防接種について悩んだ結果受けさせなかったと書きましたが、結局他のワクチンにも納得しかねる部分があり、第一子は日本では予防接種を受けずじまい。

日本での接種、ゼロです。

 

 

しかし「うちは受けません」という積極的理由から受けないことにしたというよりは、「あれこれ調べて突き詰めて考えて、時間ばかりが過ぎてしまい、受ける機会を逃した」という消極的姿勢だったと言う方が正確かな…。

また、生まれたばかりで母乳しか消化できないような身体にわざわざ病原菌を植え付けたり、毒物と呼べるような添加剤を入れ込むことには少なからず抵抗があったことも確かです。

もちろん定期的な検診では保健婦さんになぜ予防接種をしないのかと問われることはありましたが、私の場合ここら辺はあまり気にならず、プレッシャーとして感じることもなく「いろいろ調べている最中で、まだ納得しきれていないので今は見送ります」とか、「もうちょっと大きくなってから、受ける・・・かもしれません」などと正直な気持ちを答えていました。

この子は2歳半でアメリカに住むようになり、4歳半頃に最初の予防接種を受け、それ以降はお父さんの判断により受けています。

 

 

今思えば、4歳までは受けなくてよかったです。

前述した通り乳飲み子には受けさせたくない気持ちが強くありましたが、少し大きくなれば予防接種の害について心配する気持ちは薄れますし、結果論でしかありませんが、第一子は保育園に通い出したのが2歳半頃だったため他の子どもたちと接する機会は比較的少なく、感染する心配も感染させる心配もそれほどありませんでした。

(自然感染してしっかりした免疫ができればなぁと思う種類の病気もあったものの、結局水疱瘡以外は感染せず。)

 

 

お世話になっていた真弓定夫先生には「予防接種に頼るのではなく、病気に負けない身体をまず作りなさい」という内容のご指導を受けていました。

これも納得。

どんなに病気が流行ったとしても感染しない子どもだって当然いるわけですし、感染したとしても普通に回復する子は多くいるのです。

要は、普段から摂生してそっちの側になりなさいということだと解釈しています。

規則正しい生活を送り、空気や水、食べ物に気をつけて自律神経を整える生活を送っていればそうそう病気に負けないし、病原菌に触れたところで最悪の事態にはなりにくい。

逆に、子どもにありとあらゆる予防接種を受けさせておきながら、ジャンクフードを与え、暴飲暴食を許し、夜更かしさせているようでは病気が入りやすい身体になってしまうでしょう。

 

 

ここオレゴン州では、3歳児がプレスクール(日本で言う幼稚園や保育園)やキンダガーデンを含む小学校に通う際に提出する書類の中に、予防接種記録が含まれます。

予防接種を受けないと決めた場合、当然予防接種記録は空欄で提出されることになるのですが、健康上の理由で予防接種を受けられないという医学的な診断が下っている場合を除き、非接種という親の方針が許されるにはこれまた所定の書類を提出する必要があります。

日本のようにただ「うちは受けないことにしてるんです」と言うだけでは通学を拒否されます。

(他州の方ですが、我が子に予防接種を受けさせたくないがために学校に行かせず、自宅で教えるホームスクーリングを選んだ方の話をちらと聞いたことがあり、筋金入りだな〜と感心しました。)

 

 

私が住む場所では、予防接種を受けないまま学校に通わせるためには二種類の方法があります。

  1. 宗教上の理由とする
  2. オンライン講座(無料)を受講し、修了証明証を提示する

 

1は、例えばブタを食することを禁じるユダヤ教の方は、ブタ由来の成分が入ったワクチンは避けるのが普通なようです。

また、この形式を選ぶと親に対して何の宗教かと問うこと自体が違法なようで、最もカンタンに非接種を認めてもらえる方法だと聞きました。

2は、この病気にかかるとこんな症状を呈し、何%の子がああなってこうなって、一方予防接種を受けるとこういうことが期待でき、副反応はこんなです、という内容の動画を延々と見続けた上で修了。

私は無宗教なため、2を選択。

オンラインの講座を受けて、修了証を提出しています。

 

 

しかし、オレゴン州では年々予防接種を義務化しようとする動きが強まっているようで、今年第2子がキンダガーデンに書類を提出した際には「宗教上の理由、という内容は受付しなくなりました」という一文を発見。

予防接種を受けないと決めた親は、何が何でもオンライン講座を受講しないといけないことになったようです。

アメリカは州ごとに法律が異なるため、今でも「宗教上の理由」として予防接種を受けさせない選択ができる州ももちろん存在していますし、逆にすでに予防接種が義務化(強制化)しており、予防接種を避けたいのに避けられない州もあるようです。

 

 

ちなみに第二子は、第一子と同様に4歳からいくつか予防接種を開始しました。

本当は受けさせたくない気持ちがあれど、第一子と同様に4歳までに大きな病気にかからず免疫を自力で構築する機会がなかったこととか、今後キンダガーデンでより多くの子どもたちと接するようになること、赤ちゃん時期と違い育ってきているため予防接種の副反応を心配する気持ちがだいぶ薄れてきたから、というこれまた消極的な理由。

 

 

また、医師のおすすめで購入した小児科医の本には「この病院ではマシなワクチンを使っている」という記述や、「このワクチンの接種は全く必要ない」「このワクチンは赤ちゃん時期には受けさせたくない、少なくとも3歳までは待つべし」といった具体的な内容が盛り込まれており、アメリカでの予防接種を考える際にはこの本を参考にしています。

(ちなみに私が英語の本を読むと膨大な時間がかかってしまうため、パートナーに読んでもらっています。)

 

 

こちらで知り合った医師の中には

「予防接種を受けるか受けないか決めるのは、親であって医者ではない。よくよく調べ尽くしたあとで決めなさい。疑問を残したまま受けることはない。」

と言う方がいたり、

「患者に予防接種を受けるなとは言わないが、、、、実は自分の子どもには受けさせてない。」

と正直に言ってくれたり、私は情報に恵まれているなーと感じています。

また、第二子を出産した時と第三子を出産した時はそれぞれ違った助産院にお世話になりましたが、それぞれの助産院で自然な育児を応援する小児科医や、予防接種を受けない選択肢を支持する小児科医を紹介してくれて、とてもありがたかったです。

そんなわけで私は幸いなことに、医療機関からの予防接種を受けさせなさいというプレッシャーにはさらされていません。

 

 

今回はこの辺で。

またしてもまとまりきらなかったので(ゴメンナサイ・・)、次回を最終回にして、私が散々悩んだ末にたどり着いた思考について書いていきます。

 

 

※この記事は予防接種陰謀説、つまり予防接種全般は何の病気も予防しないとか、添加物まみれで逆に毒になるだけ、一部の製薬会社が儲けるためだけに実施している等々、その方向の考え方には基づいておりません。性善説的に、子どもたちを病気から守るためとか、社会的に予防できる病気があるために実施されているものという前提で記述しています。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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