子育てママのための 親育ちカウンセリング

おむつなし育児とトイレトレーニング、どっちが楽?

 

インスタグラムでの投稿に、ご質問を頂きました。

こちらで記事にしてみます。

 

 

今やっと3才の娘がトイレトレーニングでおむつが取れそうです♬

この切り替えのときが一番大変なのですか、

始めならおむつなしだと初めはたいへんそうですが、

あとあとが楽ですか?

 

 

3才の娘さん、おむつがもうすぐ取れそうでお母さんは嬉しいですよね!

一般的におむつ外しと呼ばれるものは、2才から3才頃にするとか、

4才になってから、という人もいます。

トイレトレーニング、とも呼ばれていますね。

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おむつなし育児は、おむつはずしやトイレトレーニングと

同じだと思われることが多いですが、ちょっと違っています。

早期すぎるトイレトレーニングだ、と非難されることも

あるのですが、これも実はちょっと違うのです。

 

 

赤ちゃんに対するおまるの使用、あるいはおむつの外に

排泄させるやり方は、誰のためにするものでしょうか?

 @ お母さんのため?

 @ 赤ちゃんのため?

 

 

お母さんにとっては、おむつにしてもらって

くるくるぽいっと捨ててしまうほうが楽かもしれません。

しかし、赤ちゃんにとっては24時間おむつの中に

排泄することは、

果たして気持ちの良いものでしょうか・・・・

 

 

実際、新生児がぐずるとき、おしっこ出たのかな?と思って

おむつを開けてみたら濡れてない。

「あれ?」

と思った瞬間に、おしっこがショーって出てきたことって

ないですか?

あとは、濡れてないからっておしめを戻したすぐあとに

おしっこ出して、そのあとはスヤスヤ元通りに

眠ってることもよくあります。

 

 

「ええ?

 赤ちゃんっておしめが濡れると泣くんじゃないの?」

 

 

実は、逆なんです。

小さい赤ちゃんって、おしっこしたい時に

「おむつを外して〜!おむつの外でしたい!」

と教えてくれているようなんですね。

それを、なぜか大人な私たちは

「赤ちゃんはおしめが濡れると泣いて教えてくれる」

と、勘違いしているようなのです。

 

 

このおしっこ前のぐずぐず反応は、新生児が一番顕著です。

月齢が2ヶ月、3ヶ月となっていくに従って

おむつの中に排泄することを急速に学習していくため、

おしっこを出す前にぐずるという行動は

徐々に薄れていきます。

 

 

逆に言えば、おむつなし育児を始める上では

月齢が低いうちの方が排泄のタイミングがわかりやすい、

とも言えますね。

それと、おむつなし育児は赤ちゃんに対するトイレトレーニング、

あるいは赤ちゃんへの排泄トレーニングではなくて、

赤ちゃんによる「親トレーニング」だと思うのです。

赤ちゃんが発する「おしっこしたいよ!」というサインを

しっかりと感じてあげて対応できるのは、大人だけですから。

 

 

おむつなし育児のメリットとして、

毎回でなくても、日に何度かであっても、

赤ちゃんがおむつの外で排泄する経験をさせてあげると

24時間全部おむつの中に排泄することを「普通」であると

学習させなくて良い、ということがあげられます。

 

 

一般的なおむつはずしやトイレトレーニングの場合、

子どもは産まれてから毎日、2才、3才になるまで

「おむつの中に排泄することが普通なんだ」

という学習をしてきています。

それを、

「実はね…、おむつの外でするのが普通なんだよ!」

と教え直すことになります。

 

 

子どもとしては、このとき初めて「おむつの外で排泄する」という

新たなことに挑戦し、やりかたを習得するということですよね。

そのために、今まで生きてきた年数をかけて

学習したことを手放すには、ちょっと時間がかかるのです。

 

 

その点、0才からおむつなし育児をしていると、

子どもは自分でおまるやトイレに排泄した方が

気持ちがよいことを既に知っているため、

成長するに従って

尿意や便意をうまくコントロールしようとしはじめます。

そのため、おむつ外しという期間を敢えて設けずとも、

徐々におむつが取れていく、というような感じです。

 

 

長女の場合、1才2ヶ月のとき、はだかんぼにしていたら

自分でスタスタとおまるまで歩いていき、

すとんと座り、シャーっとおしっこした日がありました。

私は、その日を境におむつをつかうのをやめました。

長男の場合、元夫との別居、離婚の問題があり

全力でおむつなし育児をするにはやや難しい状況にありましたが、

それでも2才すぎにはおむつを卒業していました。

 

 

それと、おむつなし育児をすると床におしっこされたり

うんちされたりすることがあるんじゃないの?

汚いし、不衛生で心配。

という不安もありますよね。

 

 

この点は、確かにそうです。

赤ちゃんが床にお漏らしすることはよくあります。

 

 

ただ、一般的なトイレトレーニングであっても、

おむつなし育児で育てた赤ちゃんであっても、

3才頃におもらしゼロ、というわけにはいきません。

しかも、0才と3才では排泄物の量も匂いも違います。

うちの3才がお漏らしすると、それはそれは立派な大海原です。笑

しかし、0才のお漏らしはかわいらしいもの。

0才の時にお漏らしになれておく・・・ではないですが、

大概の場合、おむつなし育児をされているお母さんたちは

非常におおらかに赤ちゃんのお漏らしを拭いて回っています。

そのかわり、おむつの外にできて良かったね!

という赤ちゃん的な視点で捉えるようになっていきます。

 

 

さて、冒頭のおむつなし育児とトイレトレーニング、どっちが楽?

というご質問に戻りますね。

結論として、これは、お母さんの視点や価値観に依ります。

赤ちゃんをおまるに連れて行くのは面倒に感じる、

おむつはずしは一気にやりたい、

というのであれば3才まで待ち、一気にやった方が楽でしょう。

おむつなし育児は、それなりに手間がかかります。

上に記したように、赤ちゃんがおむつの外で排泄することの

気持ち良さをスッカリ忘れてしまう前に、

少しでもおむつの外で排泄することを経験させておきたいと

思われる場合、おむつなし育児をしてみたら楽だった、

と感じられると思います。

 

 

しかし、情報だけ得てなんとなく分かった気になるのと、

実際に赤ちゃんや子どもを通してやってみるのとは

違っています。

私はおむつなし育児をやってみて、メリットが沢山あったため、

多くのお母さんたちに実際に試してみて欲しいと思っています。

 

 

最後に、私がおむつなし育児をお伝えしている際に

よく耳にする、お母さんたちのコメントをご紹介します。

 

 

「赤ちゃんはおむつの中にしか排泄できないんだと

 思っていました。」

 

「この方法をもっと早く知っていたら、おむつ外しで

 子どもを怒鳴らずに済んだかもしれない。

 

 

私も、このコメントをくれたお母さん方と同じ気持ちでいます。

長女が産まれた際、実母に「おむつなし育児」を教えてもらうまでは

こんな方法があるなんて知らなかったし、

赤ちゃんにはおむつの中に排泄させるものだという発想しか

ありませんでした。

これを知らずにいたら、赤ちゃんがおしっこやうんちをしたそうだ

なんてことにまで気遣ってあげることはなかったかもしれません。

 

 

おむつ外しやトイレトレーニングは、

お母さんがイライラしてしまいがちな時期でもあります。

お子さんがお漏らししてしまうことは多いし、

洗濯物も、手間も増えてしまいますよね。

しかし、

「この子は今まで生きてた中で初めての挑戦をしているんだ」

「おむつの外で排泄する気持ち良さを、今勉強しているんだ」

という視点で見てみると、また違う気持ちになってくるのでは?

お母さんにとっても、目の前にこの子がいてくれるからこそ

できることであり、今しかできない一生に一度の体験です。

苦痛に感じず、楽しめるといいですね。

 

 

おむつなし育児を選ぶ場合も、トイレトレーニングをする場合も、

お母さんがニコニコしながらできますように!

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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