今日は、こちらは何だか寒いです。
長袖で過ごすので丁度良いくらい。
暦は真夏だというのに、こちらでは時々寒い日があります。
さて、私にとってはアメリカでは初めてとなるのですが、
今日は「おむつなし育児」に興味のある妊婦さんと
そのパートナーさんがいらして、
おむつなし育児の概要をお伝えしました。
なぜおむつなし育児に興味を持ったのか?と聞いてみたところ、
図書館に行ったら本があったから読んでみた。
そしたら面白そうだったから!
ということでした。
私が日本に住んでいたとき、自然育児友の会で
おむつなし育児の会を担当していた頃は、
おむつなし育児の話を聞きに来られるお母さんたちは
雑誌で読んだとか新聞記事で知ったとか、
友達がやっててオススメされたとかの理由が多かったですが、
こっちでのおむつなし育児はそこまでの知名度はなくて、
まだまだ超マイナーな部類に入るようです。
今回来られた妊婦さん、自宅出産を予定されているそうです。
自宅出産を選ぶ人もそうそういないと思うのですが、
彼女によると、
「おむつなし育児は自宅出産よりもマイナーだと思う」
だそうです (*_*;;)
回りの人に聞いても知っている人はおらず、
ましてややったことがあるという人は皆無なんですって!
日本だと、おむつなし育児は自宅出産と比べたら
ずっとハードルが低いように思いますが、どうなんでしょうか…。
今回おむつなし育児についてお伝えした主な内容は、こちらです。
1)赤ちゃんにつけるおむつは、誰のため?
2)24時間おむつをつけっぱなしにするって、どういうこと?
3)おむつなし育児は新しくて、怪しいもの?
上の三つの質問に、あなたはどう答えますか?
ちょっとだけ、考えてみて下さい。
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1)赤ちゃんにつけるおむつは、誰のため?
赤ちゃんのため!という答えが返ってくるのが普通です。
しかし、ちょっと考えると別の視点が出てきます。
赤ちゃんは、おむつをほしいとは思いませんよね?
おむつを赤ちゃんにつけるのは、大人です。
おむつを使う理由は、「家を汚されると困るから」です。
こう考えると、赤ちゃんご自身が好むと好まざると、
こちらの都合でおしりにおむつをつけていただく、
という風に感じられてきませんか?
赤ちゃん、おむつをつけてくれてありがとう!です。
2)24時間おむつをつけっぱなしにするって、どういうこと?
ご自分で大人用おむつを24時間履いて実験する以外では
想像に頼るほかありませんが、実はいい実験があります。
手をグーにし、そこに赤ちゃんにつけるのと同じように、
きっちりとおむつを巻いて、
10分から15分間そのままでいて下さい。
使い捨ておむつでも布おむつでも、どちらでもできます。
どうですか?
心地よいですか?
空気は通ってますか?
皮膚はしっかり呼吸できていますか?
これをすると、誰でも大抵は15分以内に
「気持ち悪い」と言い、外したくなります。
蒸れる感じがするし、きついし、イヤな感じがするんです。
これを産まれてきた赤ちゃんのおしりに、
しかも排泄物がついた状態でつけておくって、
かなり厳しいことであるとお分かりいただけると思います。
この実験をすると、自然と
「おむつが汚れたらすぐに替えよう」
「おむつをしない時間帯を敢えて作ってあげよう」
「自分がするのと同じように、赤ちゃんにも
おむつの外で排泄させてあげたい」
という気持ちになってきやすいです。
3)おむつなし育児は新しくて、怪しいもの?
おむつなし育児という言葉に耳慣れない人は、
このように感じやすいです。
しかし、実はこの広い世界の中ではおむつをする方が少数派。
おむつを買う、使える、というのは先進国に住む人たちや、
発展途上国では一部の富裕層なんです。
おむつを使わない文化の方が、割合で言えば多いのです。
日本もかつてはそうでした。
布自体が高級品で、庶民はマメを3つ包める大きさであれば
捨てずにつなぎ合わせて布団の側にするとか、
腰巻きを作るとかに使い、
布をおむつとして使えたのは一部の富裕層だったとのこと。
(詳細は『布の記憶-庶民が織りなす哀と愛』)
だから、おむつなし育児はむしろおむつを使う歴史よりも
ずっと古く、世界的には一般的なのです。
新しいもの=怪しい、という反応は当然あるでしょうが、
実はおむつをつけっぱなしにする方が新しいやり方なんだ、
ということを知れば、また一段ハードルが下がります。
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上記のことは、おむつなし育児をこれから初めてみようと
思われている方はもちろんのこと、
おむつなし育児をやってみたいけれど旦那さんに反対されたとか、
家族に白い目で見られるとか、というときにも
いい説明材料になると思いますよ!
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
*お知らせ*
親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、
しばらくカウンセリング業務はお休みします。
再開時期が決まりましたらお知らせいたします。
赤ちゃん手話×おむつなし育児講座は、
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