我が家に赤ちゃんが誕生して以来、上の子2歳の赤ちゃん返りが細々と続いています。
それほどひどくはないのですが、やっぱり大変(*_*)
今年3歳になるし、反抗期にさしかかっていることも関係していそうです。
さて、今回は小さな子の行動に対する私たちのイライラについてみていきましょう。
イライラにはいくつも対処法がありますが、今回は私たち親のこころの状態を見ることで、解決の糸口を探します。
まず、子どもが何かしでかしたとき。
例えば絵本を破いてしまったとか、モノを放り投げたとか、そういうことってありますよね。
そんな場面でダメなことをダメだと教えるのはいいけれど、ついついイラっとして感情的に怒ってしまう・・・・
しかしこれ、実は子どもの行為のせいではありません。
子どもの行動があなたをイライラさせているのではないのです。
もしもこのあとあなたに何の予定もなく、
健康状態はすこぶる良好で
ただ子どもと一緒にいるだけだったら?
もしもあなたの頭の中に考え事がなく、
ストレスがなく、
ただ子どもと一緒の時間を
楽しんでいるだけだったら?
きっと、
容易に「怒り」は出てこないでしょう。
その反対で、
もしもこのあと予定がギッシリで、
分刻みの行動が
必要とされる状況だったら?
もしもあなたが睡眠不足で
ストレス過多な状況に置かれていたら?
きっと、
ちょっとしたことでも「怒り」が
出てしまうのではないでしょうか。
繰り返しますが、子どもがコレをした、アレをした、ということと私たちの「怒り」や「イライラ」は関連があるようで、実は強い関連性はありません。
子どもの行動がきっかけとなって「怒り」が出た、ということはあるでしょうが、その怒りはもともとあなたの中に内在していたものなのです。
言ってみれば表面上見えない地中のマグマが、ちょっとした亀裂を見つけて噴出したような状態です。
地中にマグマがなければ、たとえどこかに亀裂(きっかけ)があったとしても、噴出することもありませんよね。
親をやっている以上、子どもの行動に「イライラさせられた」という感情を抱くことはありますが、本当は逆で、子どもに「私はイライラする感情を抱いていた」ことを教えてもらった、という表現の方が正確です。
もちろん子どもの行動は直していかないといけないものがありますし、躾をするのは親の務めです。
ただ、それと私たち大人の「怒り」は別物です。
「躾をする=怒りでおさえつける」
ではないのです。
このことを知っておくと、子どもの行動をきっかけとして「怒り」が出たとき、
「私は本当は何にイライラしてるのか?」
と自分のこころに問いかけ内観すると、その大元を突き止めることができるかもしれません。
もしも突き止めることができずとも、マグマ噴出状態ではなく、少し落ち着いた視点で子どもの行動に対応していけるでしょう。
感情そのものに乗っ取られた状態で子どもに向かうのは嫌だと感じている場合、感情をあまり乱さず躾をすることを意識しながらぜひ内観してみてくださいね。
疲れているかもと感じられる場合、睡眠時間を確保し、休息をしっかりととるだけでも無駄な「怒り」は減りますよ。
参考記事:
→「子どもからの被害感」
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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