子育てママのための 親育ちカウンセリング

子どもからの被害感

 

🎍あけましておめでとうございます🎍

今年もできる限り上質な記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

また、今月いっぱいはお正月スペシャル!

カウンセリング料金の割引を行なっておりますので、どうぞご利用ください。

(詳細は記事の末尾をご覧ください。)

 

 

さて今回は、年末の記事の補足です。

 →「『お漏らしと』虐待死

 

 

A)感情の赴くままに、子どもが悪いという前提で子どもに対して怒りの感情をぶつけるのか?

B)それとも一呼吸置いて自分の感情と対峙し、子どもの立場や発達途上のこころと身体への理解を思い出すのか?

 

 

上記のことは、何も「おもらし」に限ったことではありません。

子どもが思い通りに動いてくれないとき、特に最初の反抗期を迎える2歳から3歳頃のお子さんをお持ちの親御さんは、子連れで買い物に出かけるだけでも一苦労なことがあるでしょう。

(うちの末っ子も今2歳、どんどん自我が強くなってきています😱)

時にはAの対応をしてしまい、反省と自己嫌悪の感情に襲われることは親子関係においてはある意味「正常」な光景です。

私も例に漏れず3人の子どもの親として、出るがままの感情に任せて「ちゃんと言うこと聞け〜💢」という突発的な対応を繰り返してしまい、その後自分がゲッソリしたことは何度もありますorz

 

 

ただ、バランスは必要ですよね。

しつけと称して毎日いつもいつもAの対応ばかりしてしまっていては、親子関係や子どもの健全な発達に響いてきたり、親子ともに疲弊したりと健康的な結果はもたらしません。

 

 

では子どもが言うことを聞いてくれない、思い通りに動いてくれない、こういう時に私たちが感じる感情はどのようなものでしょうか。

以前、一次感情二次感情について解説する記事を書きました。

 →「人間関係でイラっときたとき、どうすれば良い?

この記事では一次感情と二次感情について、大人同士の関係性として記しましたが、今回は子どもとの関係性に着目してみましょう。

かいつまんで書くと、一次感情とは私たちが一番最初に感じる感情です。

これには以下のような感情があげられます。

 嫉妬

 寂しい

 悲しい

 切ない

 がっかり

 

二次感情とは、簡単に言ってしまえば上記のような一次感情を感じたくないがために起こる

 怒り

の感情です。

なぜ二次感情が生まれてしまうかというと、私たちが無防備に一次感情をそのまんま感じてしまうとこころに負担がかかり、自分の存在価値がなくなってしまうかのような強いストレスを感じてしまうため、自分のこころの状態を守るために起こる現象 − いわば私たちのこころの均衡を保つための防御反応なのです。

そのため、いつも怒りを感じてしまう場合、自分に対して自己嫌悪を感じる必要はないのですよ。

ただ、こころの中を少し整理した方が良いという合図なのかもしれません。

 

 

子どもが言うことを聞いてくれない、駄々をこねる、反抗する、このような時に感じやすい「怒り」の感情は、まさに二次感情です。

それでは、私たち親の本当の気持ち(一次感情)はどんなものなのでしょうか?

もちろん人それぞれ感じ方は多少異なりますが、以下のようなものではないでしょうか。

 

 親として失格なのではないかという不安

 子どもにバカにされているような気持ち

 子どもに認めてもらえていないがっかり感

 親としての尊厳を踏みにじられている失望感

 自分がないがしろにされているような悲しさ

 

 

上記のような感情は、子どもから被害を受けてしまったかのような感覚、被害感とも表現できるかもしれませんね。

しかし、冷静に考えれば子どもは親であるあなたに被害をもたらす存在ではないことが見えてくるでしょう。

 

 

子どもの態度にどうしてもイライラしてしまうとき、その怒りを子どもにぶつけてしまう前に、

「今自分が本当に感じている感情(一次感情)はどんなものなのかな」

という視点を持ってみてください。

うまくいけば、上記のような大元の感情(一次感情)をみつけられるでしょう。

この作業はイライラ、怒りが自動的に沸き起こる過程にワンクッションおいて、怒りが発生する過程をあなた自身が目撃するような感覚です。

怒りと自分を一体化させ、自分自身が怒りそのものになってしまうことなく、怒りの感情があなたと切り離されて、分離しているようなイメージです。

 

 

一次感情を見つけられたら、あなた自身がその感情に良い悪いのラベルをつけることなく認め、抱擁します。

専門用語では、自己受容という行動です。

自分の行為を認めるのではなく、感情を認める方法です。

 

「そうだよね、こういうことを感じてるんだよね」

「こんな風に感じてせつないよね」

「がっかりするよね」

 

 

そのあとで、子どもに対峙してみましょう。

たとえ同じ言葉を発するのでも、感情の乱れがある状態では怒りのエネルギーを伴ったものとなりがちですが、こころが落ち着いた状態では子どもに「諭す」対応を取りやすくなります。

「それやっちゃダメでしょっ!😡💢」

「それやっちゃダメなんだよ、やめとこうね😕」

 

 

もちろん状況によりけりですよ。

例えば赤信号の横断歩道や駐車場で突然子どもが走り出したら、それはもう大声で制さないといけないこともあるでしょう。

こんなときはいちいち自己受容のワンクッションを置く必要はありません。

ただ、あなたのこころがささくれだってしまってついついイライラしてしまう、怒りの対応ばかりしてしまう、というときにはとても効果のある方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

実は私も子どもの行動に対するイライラに、この方法を実践してからは随分楽になりました^^

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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