旦那への、育児に対する不満の解消方法

お子さんがいる家庭で多い、旦那さんに対する

「もっとちゃんと育児に参加して！」

「休みの日くらいアレコレ手伝って！」

という不満、なかなか厄介ですよね。

これが強くなると、夫婦の協力体制を整えるどころか夫婦関係の溝にも発展しかねません。

さてこの感情の裏にあるものは、どういったものでしょうか。

１）自分が大変な思いをしているのにのうのうとしている（ように見受けられる）旦那に腹がたつ

２）言わなくても察してよ！の気持ちがある

３）こっちは育児で忙しいんだから自分の世話くらいは自分でして欲しい

４）良いとこ取りで楽な部分しか協力してくれない

５）私だって仕事してるんだからもっと協力して欲しい

６）専業主婦の育児の大変さをちゃんとわかって欲しい

・・・・時間をとってこころの中をのぞいてみればもっと色々出てくるでしょうが、とりあえずやめておきます。＾＾;

私も同じように感じていた時期があるので、このような不満を抱いているお母さん方の気持ちは痛いほどよくわかりますよー！

問題となっている部分をどのように解きほぐしていけば良いかはケースバイケースで、お話を詳しくうかがってみないことにはわかりませんが、解決へのステップとしては、まずは上記のように自分のこころの中をのぞいてみて、自分がどのような不満を持っているのかを無意識の中から拾い出し、意識の上に乗せてみることが大事です。

例をあげると自分の感情のひとつは見えているが、その他のイライラの原因や自分自身の抱える複数の気持ちには気がついていないことがあります。

あるいは「単なる旦那に対するイライラ」だと感じているだけで、そのイライラが具体的に旦那さんのどんな行動や態度からきているのかが見えていない状態もあります。

それをじっくり掘り下げて、自分に質問しつつ、５個10個とイライラの元を見つけてみるのです。

この作業、正直言って結構大変です。

人によってはイライラが噴出してしまったり、悲しくなったり、感情的になってしまったりすることもあるでしょう。

でもね、言ってみればこれはこころの中の毒を出すことと同じ。

知らず知らずのうちに溜め込んでしまったネガティブな感情を見つけ、解放していくひとつの過程なのです。

以前にも書きましたが、台所がなんだか臭い。

どこかで玉ねぎが腐っているようだけどそれがどこにあるのかわからずに、ただただ腐臭に耐えているような状態。

これってキツいですよね。

臭いの元を見つけないことには排除できませんからね。

いくら臭いのを覆い隠そうとして芳香剤をまいても、臭いの元はなくなっていないため、臭いはまたすぐに戻ってきます。

これには「慣れる」か「臭いの元を断つ」か、二つの選択肢があると思いますが、どちらが良いでしょうか。

こころの中でもこれとこのようなことが起こり得るのです。

私たちが嫌な感情を持ったとき、それが対人関係であれば大抵相手の態度を改めて欲しいと感じたり、夫婦など家族間（親しい間柄）であれば自分の主張だけが正しいと感じ、相手を変えようとしがちです。

これは当然と言えば当然なのですが、それだと相手と衝突しがちになってしまったり、あるいは感情的になってしまい冷静な対応ができなくなることがあるでしょう。

だからこそ、まず最初に自分のこころの中をのぞいてみる、自分が何に対して不満を持っているのかを明確にする必要があるのです。

単に頭の中だけで作業するのではなく、誰かに話したり紙に書き出してみることで更に自分自身への理解が進みます。

さて、この作業からどんなメリットが得られるのでしょうか。

私たちは夫や子どもなど、いくら親しい関係にある人であっても他者のこころの中を覗くことはできません。

しかし、自分のこころの中は観察できますよね。

逆を言えば、自分自身を理解しないまま、他者を理解することは可能でしょうか。

自分が何に対して不満を持っていて、どんな感情を抱き、相手に何を求めているのか具体的に知ることで、初めて相手のことも見えてくるし理解しやすくなるのです。

対人関係は、常に自分と他者との関係性の中で発生しますから、相手の問題だけに焦点を当てるのではなく自分の内面をしっかりと見ていくことで解決への道筋が見えやすくなります。

相手はなぜこのような態度を取っているのか、果たしてその態度は本当に自分をイライラさせるものなのだろうか？

もちろん自分のこころを覗く作業には苦痛が伴うことがありますし、一人では進めにくいことは多々あります。

そんな時にはどうぞご相談くださいね。

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