みなさまからのご支援のおかげで、今月8日に無事クラウドファンディングが終了し、先日最終的な金額が決定いたしました。
個人的な思いで始めたプロジェクトでしたが、思いがけず多くの方にご賛同いただき、最終的な金額は当初目標としていた額を大幅に上回る62万円となりました。
また、いろいろな立場の方からいただいた多くのメッセージにも、励まされております。
ご支援、ご声援ありがとうございました!
今はもっぱら翻訳作業を進めています。
もう知っているはずの内容なのに、日本語にするとまた違う気づきがあり、そういえば過去に読んだことのある本でも読み返すたびに新たな発見があるよね・・・などと思いつつ、1日も早くみなさまの元へお届けしたい気持ちでおります。
今日は、翻訳中の教本からひとつ大切な概念をお伝えします。
教本には、要所要所に
「支援を求めましょう」
というフレーズが出てきます。
離婚や別居にまつわるストレスをひとりで抱え込まず、友人に相談するとか支援団体に助けを求めるとか、必要であれば専門家を頼る、物理的なサービスを受けるなど、選択肢はさまざまありますね。
このことは、私の個人的な離婚経験を振り返ってみても、とても大事なことだと思うのです。
しかし、気をつけなければいけないことがあります。
それは、
「子どもを自分(親)のカウンセラーにしないこと」
親は、親として子どものこころにかかるストレスに気づき、和らげるよう手伝う必要がありますが、子どもには、親のストレスに対する責任はありません。
親が離婚や別居によってストレスを抱えてしまったら、それは子どもとは切り離して考える必要が出てきます。
親は自分のストレスを子どもに交えてしまうのではなく、むしろ子どもをストレスから守っていく役割を担います。
少し話がズレますが、飛行機に搭乗中、緊急事態で酸素マスクが降りてきたときにどうすべきか、ご存知ですか?
あなたの右に子どもが座り、左にはその下の子が座っていたら、誰に最初に酸素マスクをつけたら良いのでしょうか。
飛行機をよく利用される方でしたらご存知だと思いますが、答えは、
「親」
そう、親であるあなたが一番最初に酸素マスクをつける必要があるのです。
もしも、子どもが優先と幼い我が子に酸素マスクをつけている最中にあなたの意識がなくなってしまったら?
誰がどうやって我が子を守っていけるでしょうか。
あなたが酸素マスクをつけている最中に子どもたちの意識がなくなってしまったとしても、あなたは対処できますね。
しかし、順番が逆になってしまったら、どうしようもないのです。
離婚や別居にここまでの緊急性はないにしろ、親として、自分のケアを最優先させるというのは利己的なことではなく、子どもを守ることにつながるということがお分かりいただけるのではないでしょうか
「支援を求めましょう」
離婚や別居は、大人ですら大変なストレスを被ります。
こころの発達が未熟な子どもたちであれば、なおさらです。
子どもは親の支援を必要としています。
親は、子どもをしっかりと支えていくために、自分のケアを優先させる必要があるのです。
もしも今、まさに渦中!という方がいらしたら、どうか迷わず周りに頼ってくださいね。
自分のストレスにきちんと対処していくことは、それがすなわち子どもを守ることになるのです。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
*お知らせ*
親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、
しばらくカウンセリング業務はお休みします。
再開時期が決まりましたらお知らせいたします。
赤ちゃん手話×おむつなし育児講座は、
開講準備が整い次第、お知らせいたします。
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