前回の記事では、米国には複数の親教育が存在するとお伝えしました。
今回は、この企画で翻訳しようとしている親教育を開発したドナルド・ゴードン博士についてご紹介していきます。
以下の文中に出てくる「Children in Between」というのがこの親教育のタイトルで、父母の葛藤や諍いに板挟みにされている子どもたちのことを指しています。
ドナルド・ゴードン博士は、離婚教育センター(CDE)の創設者の一人であり、取締役です。
また、40年以上の経験を持つ臨床心理学者であり、青少年の犯罪の防止と抑制を専門分野とする研究家でもあります。
博士は40年に及ぶ家族への調査により、家庭内(親と子ども、双方)の対立を減少させるさまざまな方策の効果を研究してきました。
1980年代の初頭、ゴードン博士と同僚のジャック・アーボスノット博士は、Children in Between(旧称 Children in the Middle)というカリキュラムを開発しました。
このカリキュラムは、離婚や別居する親が、知らず知らずのうちに自分たちの対立に子どもを巻き込んでしまうことで、青年期にさしかかった我が子の問題行動を引き起こすという最悪の結果を導いてしまうことを防ぐため、親自身の行動を改めていく助けとなるように作られています。
ゴードン博士は20年以上にわたり、家族が自分たちの行動を改善していけるよう、具体的かつ実践的な手段を得られるような、技術習得型の育児や共同養育のカリキュラムを提供し続けています。
その結果、親や子どもたち、そして家族全体の生活の質が向上しています。
離婚教育センター(CDE)を通じ、ゴードン博士は家庭内の紛争を減らしていけるよう支援し、再訴訟率を下げてコミュニケーションや交流を改善することが証明されたツールを問題を抱える家庭に提供することにより、裁判所を支援しています。
博士は、これらの支援を続けるための最善の手段を見つけるべく日々努力し、自身の仮説を実証するための研究を続けています。
この企画が実現できるよう、引き続き、ご支援ご声援をいただけますようお願いいたします。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
*お知らせ*
親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、
しばらくカウンセリング業務はお休みします。
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