子育てママのための 親育ちカウンセリング

相手をゆるすより先に、自分をゆるす。

 

巷でよく言われることのひとつに、

「相手を赦しましょう」

これに関しては以前にも記事にかいておりますが、大事なことですよね。

人を恨む気持ちをずーーーっと引きずってしまったら、どんなに美しい景色を見ても、どんなに美味しいものをたべても、100%堪能することは難しいかもしれません。

人を恨むことなく赦し、嫌な出来事を過去として流していたら、今目の前にあることに集中できて実力を発揮する方向へと向かえます。

 

 

ただ、それが簡単にできないから悩むんですよね。

あの人をゆるさなきゃというプレッシャーを感じ続けてしまったり、ゆるしたいのに赦せない自分が許せないとか、感情がこんがらがってしまうこともあるでしょう。

 

 

では、今度は「赦せない」という気持ちに隠された感情をみていきましょう。

大きな被害感があって、それをいつも思い返してしまう状態ではないでしょうか。

あの人があの時私にあんなことさえしなければ、という感情。

もうちょっと掘り下げてみると、

「あの人にあんなことをされた自分が怒っている」

のが感じられると思います。

 

 

以前一次感情二次感情について書いたことがありましたが※、ここでおさらいです。

一次感情とは、何かが起こった時に一番最初に感じる感情です。

一般的に、がっかりとか悲しいとか寂しいとか、しょんぼり系統。

その直後に感じる感情を二次感情と言い、怒りや攻撃的な感情です。

 

 

例えば夫や妻から「こんなこともできないの!?」と言われたとします。

この場合の一次感情は、

「こんな言葉をかけられて悲しい、一生懸命やったのに」

かもしれません。

しかし、一次感情を感じたくないがために出てくる二次感情が、

「そんな酷いこと言うなんて!」

という怒りとなって表面に出てきます。

なぜか?

怒りを感じることによって

「自分が惨めだ、悲しい」

ということを感じずに済むためだと言われています。

※参考記事

 →「人間関係でイラっときたとき、どうすれば良い?

 →「子どもからの被害感

 →「一瞬でイライラが鎮まる方法

 →「ネガティブな感情は、一体誰が作ってる?

 

 

さて、タイトルにある「相手を許すより先に、自分を許す」。

これは、

「私にあんなことをしたあの人が許せない」という感情の裏にある

あんなことをされた自分が許せない

感じたくなかった自分の惨めさ

に気がついた時、その感情に寄り添って、自分自身としっかり対話することで補正していける未来がある、ということなのです。

自分との対話が深まってくると、相手を赦すという部分は意識せずとも自然に解消されることが期待できます。

 

 

対人関係で怒りが生じたとき、少しだけ立ち止まって自分の内面を見つめてみませんか?

そこから輝く未来を生み出すことは、いくらでも可能なのです。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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