子育てママのための 親育ちカウンセリング

親子関係と感情コントロール2

 

今日は独立記念日。

アメリカ独立宣言が公布された日だということで、アメリカにとってはとても大事な祝日なようです。

私は末っ子連れて、末っ子はお気に入りのペンギンを連れてペットパレードを見てきました^^

 

 

前回の記事の続きです。

 →「親子関係と感情コントロール1

 

 

前回は、自分の内側を見つめるには、自分のいまの状態をそのままジャッジせずに見つめることが第一段階だと書きました。

今回は、今の状態が何と結びついて自己嫌悪感などの感情が出てくるのかを見ていきましょう。

 

 

親子関係は子どもの成長とともに複雑に成長しますよね。

お腹にいのちが宿った時にはこの上ない愛おしさを感じ、我が子が誕生した瞬間には今までに感じたことのないほど感情が昂り、幼児期の反抗には翻弄され、思春期に入った子どもにはほとほと悩む・・・・

子育てを通して親が育っていく、親は子どもに育てられるって、本当にそうだなと感じています。

 

 

感情コントロールで言えば、子育てって子どもがいなかった時代には使ったことがない部分の感情を刺激され、そこを鍛えられていくような気がしませんか?

毎日自転車に乗ってるから足腰鍛えられていたと思たら、山登りのあと意外な場所が筋肉痛・・・・みたいな。

想像もしなかった状況が次々に出てくる子育てとは、今まで鍛えていなかった部位がどんどん刺激されていくようなものであり、その都度悩み、感情が噴出したり自己嫌悪に陥ったり、その経験を通して人としての深みが増していくように思います。

 

 

ここでひとつ、育児で発生しがちな自己嫌悪感のメカニズムをご紹介します。

親になった私たちは意識しているしていないに関わらず、「理想的な親のイメージ」を持っています。

そして、そのイメージと自分の立ち位置とのギャップにイラつく、というパターンがあるのです。

では、理想的な親のイメージって?

ひとつには、「子に無償の愛を注ぐ親」というものがあります。

しかし、現実はどうでしょうか。

 

 

親は、

 

 *なついてくれない子どもには可愛さを感じるのが難しく、

 *言うことを聞かない子には怒りを感じ、

 *子どもがうまくできないことを目撃すれば苛立ちを覚えます。

 

 

これは、一般的な人間関係、例えば部下や後輩であっても同じです。

彼らはなついてくれるから可愛いのであり、懐かない部下や後輩にはこちらから奢ってやろうという気にはなかなかなれませんし、彼らが指示をきかないとか失敗したりすれば、当然感情が揺れますよね。

 

 

では、親は無条件の愛を子どもに注ぐことがないのか?と問われれば、無条件の愛がないとは言いませんが、これは限られた状況下で発揮できるものだと思います。

子どもがまだ赤ちゃんの時や、何かあったとき、例えば津波が押し寄せてきた時に頭が真っ白になって我が子を抱えて逃げた、なんて状況では条件を作り出す思考は出てきませんよね。

しかし、赤ちゃんでなくなった子に対して通常の状況下ではどうでしょうか。

 

 *いい子にして言うことを聞かないならおもちゃ買ってあげないよ!

 *せっかく遊園地きたのにぎゃーぎゃー騒ぐなら、もうおうちに帰るかなね!

 *大人しくできて、いいこだね〜〜〜

 *お母さんの言うことを聞けたから、アイスクリーム買ってあげるね!

 

こんな場面、生活の端々に見て取れませんか?

無条件の愛って、罰則や条件を設けずにひたすら容認し、愛していくものだとしたら、、、、

私たち親は、子どもに対して無償の愛やら無条件の愛なんてそうそう発揮できていませんね。

むしろ頻繁に条件付けをし、一定の条件のもとに喜怒哀楽を感じ、子どもに接していますよね。

もちろん「無条件の愛」の意味の捉え方にもよりますが、意識的に認めているかどうかは別として、多くの場合私たち親は「親たるものは子に対して無条件の愛、無償の愛を持っていて、包容力があり、子どもに対して寛容で、、、、」という「イメージ」を持ってため、これに反する行為をするとえも言われぬ罪悪感や自己嫌悪を感じてしまうことがあるようです。

 

 

また、「子どもにはしっかり叱れる親にならないといけない」というイメージも強固です。

しかし、子どもに叱るべき場面でついつい感情的に怒ってしまう。

これに関しても、やはり自分がイメージする理想の母親像「怒らず叱る」とズレてしまい、そこに到達していない自分がダメだ、自己嫌悪・・・と感じてしまいがちです。

 

 

ではイメージって持たない方がいいの?について、次の記事で考えていきましょう。

 

 

☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜

カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜ ☆.。.:*・゜

 

 

*お知らせ*

親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、

しばらくカウンセリング業務はお休みします。

再開時期が決まりましたらお知らせいたします。

 

赤ちゃん手話×おむつなし育児講座は、

開講準備が整い次第、お知らせいたします。

 

 

◎お問い合わせはこちらよりどうぞ

お問い合わせフォームへ

 

◎コミュニケーションのヒント

トイレトレーニング 無料メール講座

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です