トイレトレーニングでうまくいかないとき、ひとつ、この条件に当てはまればアッサリ解決できる方法があります。
何だと思いますか??
「子どもの問題?」
いいえ。
「子どもを取り巻く環境の問題?」
それともちょっと違います。
実は、お母さんのこころの中にあるものが原因で、トイレトレーングの障害となっているパターンがあるのです。
実際にはこころの中のことが外に反映されている、ということを言われてもピンときませんよね。
私もいろいろ学ぶ前、最初はそうでした。
こころの中のことが外の現象に影響するなんてスピリチュアル的すぎると感じられたし、強い抵抗感を覚えてしまい、なかなか受け入れることができずにいました。
でも、そうじゃなかったのです。
ただそういうことがあるんだ、ということを認めると、不思議とそれが見えてくるんです。
これに関しては別の記事にあらためて書いていきたいと思います。
さて、ではお母さんのこころの中の何が原因となっているのか見ていきましょう。
それは、
「もうちょっと赤ちゃんでいてほしい」
という気持ち。
どうですか?
こういう気持ち、持っていますか?
それとも下の子が生まれたとか、幼稚園入園までもうすぐだから早くおむつを卒業し、お兄ちゃんお姉ちゃんになってほしい!という気持ちが強いですか?
あるいはその両方の気持ちを持ち合わせていることもあるかもしれませんね。
ただ、ひとつ大事なことは、自分がどんな気持ちを持っているかということは、自分ではよくわからないことが多いということ。
たとえ表面的には「早く自分で色々できるようになってほしい、いつまでも赤ちゃんでいないで子どもになって欲しい」という気持ちがあっても、その下に相反する気持ちを持ち合わせていることには気がつかないことが多々あります。
これは、例えば出かけた時に、お店で素敵な服に一目惚れしたとします。
その時、
「この服すごくいい!素敵!買いたい!着たい!!」
という素直な気持ちが出てくるのと同時に、
「でも、モデルでもない私がこれを着こなせるのか・・・・」
「こんな服買っても着ていく場所がないかもしれない・・・・」
という相反する思いを抱えることってありませんか?
もしも後者の気持ちが強い場合、結局金額を理由にしたり今日は買い物しに来たんじゃないとかの理由を作り、なんとか自分を諦めさせる方向に向かわせる行動をとることがありますよね。
それと同じで、トイレトレーニングでも
「早く自分でできる子どもになってほしい」気持ちと
「まだ赤ちゃんのままでいて欲しい」気持ちが
こころの中でせめぎ合っていることがあり、実際には後者の気持ちが状況を牛耳っていることがあるのです。
ではこの場合、どうやって対応したら良いのでしょうか。
あなたのこころの中に
「この子に対する『まだ赤ちゃんのままでいて欲しい』という気持ちがあるんだ」
ということさえわかれば、その気持ちに寄り添い、その気持ちを自分で認めていきます。
「そうだよね、子どもの成長を見るのは嬉しいけれど、なんだか寂しい気持ちになるよね」
と、自分の正直な気持ちを否定することなくただただ共感していくのです。
このように自分自身で自分の気持ちに対してしっかりと向き合い、受容的な対応をしていけば、表面的な気持ちと相反するもやもやした部分はスーッと消えていき、その後、不思議とトイレトレーニングがすんなり進むことがありますよ。
これも一つの内観、自分のこころの中を見つめる方法です。
もしも思い当たることがあったら、ぜひ試してみてくださいね。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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