子育てママのための 親育ちカウンセリング

おむつ替えの時に、避けるべきこと(トイトレ)

 

うんちさん。

おまるやトイレに出ると「すごい!」と昇格。

おむつやパンツの中に出ちゃうと「ダメでしょ!」と降格。

同じうんちなのに、どうしてこうも違っちゃうの?

 

 

チビッコの排泄は、お母さん目線で言うと困りもの。

おむつを替えようとして、あららベッタリ、ということだとついつい

「あーあ😩」

というコメントが出てしまったり、

「クサイ〜、タイヘン〜」

と顔をしかめてしまったり、忙しい最中だとストレスを感じやすくなるので

「なんでこのタイミングで出ちゃうの!」

などと言ってしまいがち。

 

 

しかし、子どもの目線で言えば(と言うより大人であっても)、排泄とは本来気持ちのいいもの。

なのに毎日お母さんがしかめっ面で文句を言いながらおむつ交換してくれる状態が2年、3年続いたら、どうでしょう。

少なくとも「快」ではありませんよね。

小さい子としては、自分が何か悪いことでもしているような、排泄行為そのものに罪悪感を感じるような、そんな気持ちが芽生えてきてもおかしくはないと思いませんか?

 

 

ここで勘違いしてほしくないことは、しかめっ面でおむつ交換をするお母さんが悪いと言っているのではないですよ。

それは仕方のないことです。

我が子であってもうんち処理を楽しめる人なんて、まずいないでしょう。

そうではなくて、チビッコの「こころの仕組み」を知っておくことが大切なのです。

相手の気持ちを察することができれば、その後の行動が自然に変わってきます。

 

 

おむつ交換がしんどいと感じるお母さんの気持ちは、どうしたって顔に出るし態度に出ます。

時には小さなつぶやきとなって出てくることもあるでしょう。

それを、子どもは敏感に感じ取っているのです。

 

 

トイレトレーニングがとてもデリケートな問題になり得る要因のひとつに、この心理があると思います。

時々トイレトレーニングでうんちだけはカーテンの隅で隠れてするとか、おむつの中にしか出してくれないというご相談を受けることがあります。

おしっこはしてくれるのに、なぜかうんちだけはトイレでできない。

このような問題は、実は珍しいことではありません。

親御さんにとっては大問題ですし、おおっぴらに言いづらいことでもあり、私のところへ来られます。

原因は必ずしも同じではありませんのでじっくりとお話をお聞きし、それぞれの状況に見合った対応をとることで解決に向かいますが、ひとつだけお伝えしたいこと。

お子さんのおむつを替える時に、決してうんちの悪口を言わないで欲しいのです。

 

「臭い」

「汚い」

「ヤダ」

「最悪」

 

 

顔に出すな、とは言いません。

うんちの処理は実際大変ですし、そこまで気持ちをコントロールするのは難しいですから。

しかし、言葉に出さないことは、子どもに対する最低限のマナーです。

おむつを使うのは、誰のためですか?

赤ちゃんのため?

いいえ、違います。

大人のためです。

家を汚されては困るので、おむつの中に排泄してね、というお願いをして、本来おむつの外での排泄をしたい赤ちゃんに、おむつをトイレとして使って頂いているのです。

その延長で、赤ちゃんは2歳になり3歳になり、まだおむつを使ってくれているのです。

 

 

お母さんの目線から逃げるように、カーテンの隅に隠れてうんちをするのはどうして?

と思った時に、今までうんちの悪口を言ってなかったかな、と思い返してみて下さい。

また、お子さんが隠れてする行為を茶化したり笑ったり、無理矢理やめさせようとすることも避けましょう。

小さな子が隠れておむつの中に排泄する場合、過剰な羞恥心がそうさせているのでは、と感じられることがあります。

羞恥心を持つこと自体が問題なのではなくて、それが過剰になってしまうことが問題なのです。

 

 

排泄行為は外敵に襲われないようにするため、本能的に隠れたくなるという説がありますが、私はその説はどうかなーと感じています。

なぜならおむつなし育児で育ったうちの三人は、うんちを誇らしげに出して時には見せびらかすほど、隠れてするのとは対照的な行動をとりますし、本能的な行動であれば多くの子が同じ行動を取ってしかるべきところ、そうではありません。

もうちょっと言うと鳥類や、外敵に襲われる危険の高い草食動物たち(うさぎやヤギなど)は、隠れてするどころかむしろいつでもどこでもポロポロとこまめに出すのが普通ですし、人間と同じく霊長類であるサルも同様に、隠れて排泄する行動は取らず、いつでもどこでもが基本なようです。

 

 

繰り返しになりますが、もしもトイレトレーニング中のお子さんが、お母さんの目線から隠れて排泄したがることがあれば、お母さんのおむつ替えの場面やうんち処理の時の態度を思い返し、思い当たる節があれば見直されることをお勧めします。

これをするだけでも解決に向かうことがありますよ。

しかしもし問題が長引くようなら、一度ご相談ください。

一緒に解決を目指しましょう。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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