末っ子(20ヶ月)、お腹の調子が悪い日が続いたいたためか、いつもよりおまるやお手洗いを気にしている様子。
それが影響したのか?昨日、こんなことがありました。
「おしっこしたかったらおまるに座ってね」
と言って遊んでいる末っ子の脇におまるを置いて、しばらくしておまるの方へ目をやると、座ってる!
しかも、ちゃんとズボンとパンツを脱いでから座ってる・・・・!(◎_◎;;)
今まではズボンを脱がず、履いたままおまるに座って「早く脱がせろ」アピールをしていたのに、自分で脱いで座るなんて。
大人になったなぁ。。。
これが続くかどうかは不明ですが。笑
さて、前回の記事では子どもの機嫌が悪いときの対処法について書きましたが、今回は反抗期のチビッコについて綴ります。
お子さんが大人になり、親元を離れていくまでには、何度か「反抗期」、別な言い方をすれば「感情解放しまくり期」が訪れます。
おむつなし育児をしていると、0-1歳頃に最初のジャブみたいなのが訪れて(おまるやトイレを嫌がる「イヤイヤ期」)、次は一般的に最初の反抗期と言われる2、3歳頃。
その後いくつか小さいのを経て、最後は巨大な「思春期」です。
私も自分の記憶を辿り、思春期の頃の態度を思い出すにつけ親に申し訳なかったな、という気持ちが出てきます。。
私が常々書いている「幼い子」「チビッコ」という表現は、概ね3、4歳頃までの子を指しているのですが、この時期は可愛い反面反抗期真っ最中の憎らしい時期でもあります。
この時期に撮った写真をあとで見返すとものすごく可愛くて、こんなに可愛かったんだ!とうっとり眺めるほどなのに、渦中にいると「可愛らしさ」が見えてきにくいものです。
前回の記事では対処法をお伝えしましたが、今回はこころの持ち方について考えてみましょう。
反抗期の子どもの態度って、どう捉えたら良いのか?
きちんと厳しい態度でしつけないと、このまま永遠にワガママで聞き分けのない、失礼な態度の子になってしまうような不安な気持ちがありませんか?
でもね、そんなことはないのです。
もちろん正しい方法を示したりやってはいけないことを教えていく必要はありますが、終始子どもを突き放したり厳しい態度を取り続けたり、怒鳴りつけたり腕力でものを言わせたりする必要は、ありません。
前述したように、反抗期は「感情解放しまくり期」。
感情が勝手にあふれ出てきてしまい、それをうまく制御できなくなっている時期だと捉えることができます。
お母さんが妊娠中、食欲がうまく制御できなくなったとか、妊婦特有の気分の浮き沈みがあったり、なぜか悲しい気持ちが湧いてきてメソメソしたり、イライラして旦那さんに八つ当たりしてしまったとか、そんなことはありませんでしたか?
それは、今も続いていますか?
きっと、今ではその状態はスッキリ解消されていて、思い出すことすらなくなってきていると思います。
反抗期の子どもも同じです。
この時期の子どもは自分で自分の気持ちを抑えることができないため、自分も周りも大変なのですが、成長の過程で仕方のないことであり、そのうち過ぎ去るのです。
上記の理由から、親子の縁で結ばれた人間同士、感情解放が激しい時期はひたすら受け止め続ける姿勢で良いと思うのです。
妊婦の時にイライラしまくって旦那さんに八つ当たりしまくっていたけれど、よくよく思い返してみれば、受け止めてくれてたなぁ・・なんて方は、きっと旦那さんとの絆が強くなったと感じられているのではないでしょうか。
逆に、妊娠中で気分が不安定な時期に旦那さんから怒られたり突き放されたりしたら、行き場がなくなってしまうような気持ちになりませんか?
それと同じように、お母さんは、お子さんの感情の揺れをしっかりと抱きしめてあげて良いのです。
これって、結婚式のときの神父さんのセリフにも見いだせます。
健やかなるときも病めるときも、喜びのときも悲しみのときも、お互いに愛し、敬い、真心を尽くすこと。
こんな感じのセリフが出てきますよね。
反抗期の子どもに対しても、上記の気持ちを持ち合わせて良いのではないでしょうか。
2、3歳の反抗期真っ盛りの子どもに対しては、特に厳しく態度を矯正せずとも、年齢が上がれば自然と落ち着いてくるものです。
あれれ、気がついたら最近大人しいよね、となっていくのです。
しかし、その時期にはもうぷっくりしたほっぺやまんまるな体つきではなくなって、背が伸びて大人びた表情すら出て来ます。
お母さんにしてみたら、聞き分けよくなってくれて助かるんだけど、あら、私の赤ちゃんどこにいっちゃったの??という気持ちになってしまうかも。
人によっては「3歳を過ぎればぐっと楽になるから、それまでの辛抱だよ!」という表現もされていますが、私はこの表現は少し勿体無いな、と感じています。
何故なら、思考のしかたをどちらに振るかで子どもの可愛らしさを味わえなかったり、「子育て=辛抱」の毎日になってしまうから。
よく、「一緒に幸せになろうね」っていうプロポーズやら結婚の決めゼリフがありますが、アレ、裏を返せば「私たち、今幸せじゃないよね」って言ってるのと同じです。
もちろんロマンティックで良いんですが、心理的な読み方をすると、ちょっと気になってしまいます。
未来に幸せを求める生き方をしていると、永遠に「今が幸せ」にはたどり着きません。
それと全く同じことで、「3歳になれば楽になる」という思考を抱え込んでしまうと、「今はめっちゃキツい時期」という設定になっているということと同じで、大変なことが次から次へと目に入ってきます。
これでは目の前の子どもの生き生きとした生命力、溌剌とした目の輝きや表情、透明感のあるいのちの営みは、残念ながら見えてはきません。
反抗期のお子さんが、実はどんなふうに考えているのか・・に想いを馳せたことはありますか?
あるおじいちゃんが、反抗期のお孫さんから聞いた「本音」をご紹介します。
お孫さんは、お父さんやお母さんに対して侮辱的な言葉をしょちゅう使い、言うことを聞かず、両親は毎日子どもに怒ったり怒鳴ったり、それはそれは大変だったそうです。
しかし、おじいちゃんに対しては「本当はこんな風になりたくないの。本当は優しい子になりたいの。」と言ったのだそうです。
そんなこと言った次の瞬間にはもう親に反抗していたそうですが(笑)、この話から、子ども本人が本当はこんな自分がイヤだ、親に怒鳴られてばっかりもイヤだ、でも、自分で自分を制御できない・・という状態になっていることがかいま見られ、おじいちゃんはお孫さんに対する愛おしさがこみあげてきたようです。
お子さんの反抗期を取り扱うのはとてもとても大変なことですが、我が子の苦難をしっかりと受け止めてやるぞという気持ちで過ごしてみると、親のストレス度合いは少し違ってくると思います。
子どもは反抗したくてしているというより、感情を制御できずに困っているんだという視点を持ち、まず親御さんからリラックス。
すると、自ずとぶつかり合うことが減ってきます。
子どもの反抗期が大きなストレスだと感じている方は、ぜひ、反抗期に対する捉え方を見直してみてくださいね。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
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