子育てママのための 親育ちカウンセリング

子どもの行動にイライラした時の思考法

 

前回まで、子どもに対する怒りやイライラの感情について見てきました。

 →「子どもの行動にイライラしてしまう本当の理由

 →「子どもの行動にイライラしてしまう本当の理由2

 

これは子どもとの関係性だけではなく、実は夫婦間であったり職場や友人関係などの通常の人間関係にも言えることです。

今までの記事から、私たちは相手の行為によって「イライラさせられた」と感じがちなことでも、実際には自分の内側にある何かが外側の現象と反応し、イライラが出てくるということが見えてきたのではないかと思います。

 

 

ただ、小さな子どもを相手にしている場合は通常の大人同士の人間関係とは違い、教育的な意味合いも含まれますよね。

例えば、子どもが「悪いこと」をした。

私たち親は、その行為は「してはいけないこと」だと教えなければいけない。

なぜか?

まだ一般的な常識を身につけていない小さな子どもは、大人から教えてもらわなければ、それが「してはいけないこと」だと明確にはわからないためです。

大人同士の関係性であれば、お互いに常識的な線引きができることを前提として関わりますから、両者間の認識に大きな食い違いが頻繁に出てくることはあまりないでしょう。

たとえ食い違いが出たとしても、通常の場合私たちには相手を正しい方向に教育する役目はありませんから、身近な人に愚痴をこぼして終了、という風に片付くことが多いのではないでしょうか。

 

 

しかし、子どもは本当に自由人の宇宙人ですよね。

同じことを何度も繰り返し言っているのに効果が感じられず、またしでかした・・・・

しかも、私たち親に余裕がないときに限って。

 

「もー!!

 何度言ったらわかるんだ!!!」

 

という気持ちから、時には「怒り」が噴出してしまう。

こんな時、どういう心持ちでいたら良いのでしょうか。

 

 

ここで1冊、私の好きな本をご紹介します。

スティーブン・コヴィー著

「七つの習慣」

 

この本の中に出てくる逸話で、参考になる例があるのでご紹介しますね。

(ただ、今手元に本がないので記憶を辿りながら・・)

 

 

著者が電車に乗った時、子ども2人が傍若無人な振る舞いで電車の中で好き放題している場面に出くわします。

乗客たちは迷惑そうな顔をしているのに、その子たちの父親は自分の子どもたちに注意をするそぶりも見せず、ただただぼーっとしている。

はたから見たら、絵に描いたようなダメ親子ですよね。

著者もそう感じて、父親に苦言を呈します。

 

「あなたのお子さんたちに

 注意してはどうですか?」

 

すると、父親ははっとした表情で、今気がついたという顔をします。

そして著者にこう言ったのです。

 

「本当にそうですね。

 すみません。

 ついさっき、

 この子たちの母親が

 亡くなったので、

 多分、子どもたちも

 どうしたらいいのか

 わからないんだと思います。」

 

著者の次の言葉は、

 

「私に何かできることはありますか?」

 

イラっときて注意する気持ちがすっかり失せて、瞬時に状況を正確に理解し同情の気持ちにシフトした、というのが結論です。

これをパラダイム転換と言いますが、私たちの抱えている常識であったり凝り固まった概念を崩してくれる瞬間です。

自分の目線から見て「こうすべき」「こうあるべき」は、他者に対してや全ての状況に対して、常に当てはまるとは限りません。

 

 

さて先ほどの状況にもどり、子どもが何かしでかしたとき。

怒鳴りたい気持ちをぐっとこらえて大きく深呼吸。

そして、5秒間考えて欲しいのです。

子どもは「なぜ」これがダメだという「理由」はわかっているのか?

暗記した模範回答のように理由を「知っている」としても、それが「理解」や「腑に落ちる」レベルに至っているのか?

 

 

一般的に、反抗期で手がかかる2、3歳の子はまだ相手の気持ちはわからず、状況判断も上手にできません。

具体的な例で言えば、

自分がひっぱたいが相手が「痛い」「嫌だ」と感じているということが、うまく想像できないのです。

服を着たくない、靴を履きたくない、モノをぽんぽん放り投げる、を実行に移した先にどんな不都合が生じるのかは理解していないし、お母さんやお父さんが自分に対してなぜ怒っているのか、その理由も正確にはわかっていないことが多いのです。

 

 

— 私は基本的に、子どもはいくら小さくても大人が思う以上にいろいろなことが「わかっている」と感じています。

ただ、その「わかり方」は大人のそれとは少し違っていて、社会性のある行動を伴った理解とは異るため、当然大人を「満足させてくれる」行動にはならないことがある。

この点は認識しておかないと、と思っています。—

 

 

状況や相手のことが客観的にわかりはじめるのは個人差はあるものの、おおむね4、5歳以降だと言われています。

だからと言って、4、5歳であればきちんとわかっているかと言えばそういうわけではありません。

それを考えると、小さな子に言葉でいくら説明しても、怒鳴っても脅してもわからないことはわからない。

そして親の方は、いくらわかりやすく説明したつもりでも、相手は(たとえ返事をしたとしても)親と同等の理解には至っていないということを意識する必要があるのではないでしょうか。

先ほどご紹介したパラダイム転換ほど劇的な変化にはならないかもしれませんが、子どもの態度にイライラしたとき、怒りが出てしまった時に、ここのところを思い出すことができれば怒りがふと和らぐのを感じられると思います。

 

 

目の前の小さなあまのじゃくには

「常識が通じない」

それはこの子が悪いのではなくて、

「成長に伴う発達段階を踏んでいる」

だけのこと。

(中にはアスペルガーなどの例もありますが、ここでは一般的な場合に当てはめて書いています)

 

 

無駄な怒りをふっと逃して、我が子の成長を見守っていきましょう。

 

 

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カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。

定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。

つまり、自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのものなのです。

ぜひご活用くださいね。

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