今まで色んな方向からおむつなし育児の良さをお伝えしてきましたが、今回、これは特に大きなポイントだと思う点をお伝えしますね。
うちの末っ子は現在1歳7ヶ月。
徐々に出来ること増えてくるに従い、できないことにも目がいくようにもなってきました。
たとえば上の子が上手にお箸を使うのを見て自分も試してみたけれど、いくら試してみてもぜんぜんできない。
ブロックのおもちゃを上手に組み立てたいのに、すぐに崩れてしまう。
で、それが不満でぎゃーっとなる。
二歳を過ぎる頃には立派に反抗期を迎えていそうです。
思い返せば上の子たちにもこんな時期がありました。
英語では、このチビッコ反抗期のことをterrible twosと呼ぶそうです。
直訳すると、「ヒドい2歳」!
極めて直球な表現ですねー。
そうそう、おむつなし育児のお話に戻りましょう。
我が家の三人の子たちはみんな、1歳台でおむつを卒業しました。
本格的な反抗期が始まるのが2、3歳だとすると、その前におむつが取れていることになります。
赤ちゃんの学習能力は極めて高いため、1歳台であっても尿意、便意を感じたらトイレやおまるで排泄するものだということを、毎日行動としてきちんと繰り返していくことで「習慣」にしていきます。
トイレトレーニングが大変である理由の一つに、一般的にトイレトレーニングを開始する時期(3歳前後)と、反抗期の時期がかさなることがあげられます。
反抗期が始まると、日々「やだやだ」の連続ですよね💧
親としてはそろそろおむつを外していきたいのだけれど、協力的ではない我が子とのやりとりで、くたびれてしまい、おむつに戻してしまった…というパターンもチラホラ。
しかし、2歳以降であれば身体の機能としては、排泄をコントロールしていける年齢には達しています。
これはちょうど、1歳頃には歩き始める身体能力が備わってくることと同じです。
本格的な反抗期に入る前に※排泄の自立を迎え、おむつの外で排泄することが「習慣」になっていれば、反抗期に入ってから排泄にまつわる反抗「おトイレいかない、おまるヤダ」な我が子と真っ向から衝突する機会はそれほど出てきません。
ただでさえウンザリすることが増える反抗期にトイレトレーニングをしなくてもいいって、親にとっては非常に大きなメリットだと思うのです。
もちろん親だけではなく、子どもにとっても心理的に落ち着かないこの時期にトイレを学ぶ必要がないということは、余計なストレスを抱え込まなくて済むという利点が見えてきます。
おむつなし育児をしていても、ハイハイ時期からヨチヨチ時期頃の比較的早い時期に起きるイヤイヤ期は多くの親御さんが経験されています。
これは赤ちゃん時期に出てくるイヤイヤ期なので、2、3歳の反抗期と比べたらかわいいものですが、それでも実際のところ、親にとっては挫折感やらストレスを感じやすい時期であることは確かです。
特に、黄金期と称されるハイハイ時期以前の高いおまる成功率が頭に残っていると、なおさら強く挫折感を感じてしまいます。
しかし、逆にこの時期(おむつなし育児におけるイヤイヤ期)をうまくやり過ごせば2、3歳の本格的な反抗期を向かえる前におむつが外れていることが多く、そうなると反抗期の真っ最中にトイレトレーニングをしなければいけないという状況は避けられます。
以前から書いている通り、おむつなし育児は「早期すぎるトイレトレーニング」ではありません。
赤ちゃんに、おまるやトイレで排泄することを教え込むこととは違います。
むしろ、赤ちゃんによる「親トレーニング」の要素が強いのです。
赤ちゃんのお世話をする側の大人が、赤ちゃんの発するサイン(おしっこしたい、お腹減った、抱っこして欲しいなどの要求)をキャッチするアンテナを磨く必要が出てくるからです。
幸いなことに私は産後すぐにおむつなし育児というものを知ることができ、実践を通じて赤ちゃんとのコミュニケーションを密に経験し、こころの底から育児を楽しむことができました。
世の中には育児の方法はさまざまにありますし、何を選ぶかはお母さん、お父さんの直感であったり価値観であったりするでしょうが、まずはどんな方法があるかということを「知る」ことなしに、「選ぶ」は発生しようがありません。
今回はおむつなし育児のひとつの特徴として、反抗期の真っ最中にトイレトレーニングをすることなく、その前におむつが外れることが多いということをお伝えしました。
1人でも多くの方に、おむつなし育児という選択肢が認知されていきますようにと願っています。
※排泄の自立とは、チビッコが自分ひとりでおまるやトイレに座って用を足したり、周囲の大人に「お手洗いにいきたい」ことを伝えることを指します。
オマケ。
全然活用できてないyoutubeですが、車内でのおむつなし育児についての動画を撮ったのでこちらに載せますね。
車での移動が多い方への参考になりますように。
カウンセリングは、こころが弱いから受けるのではありません。
定期的に健康診断を受けたり、温泉やマッサージに行ったりして自分の身体を自分で管理するのと同じで、こころの状態も健康に保つべく管理し、自分自身を慈しみ、よりよい人生を送るために活用できるもの。
つまり、✨自分の人生をより自分らしく輝かせて生きるためのもの✨なのです。
ぜひご活用くださいね。
*お知らせ*
親教育の翻訳に関わる企画を優先させるため、
しばらくカウンセリング業務はお休みします。
再開時期が決まりましたらお知らせいたします。
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